医療脱毛の5回で終わらない理由と効果を最大限に引き出すためのコツ

この記事では、医療脱毛の5回で終わらない理由について詳しく紹介します。この記事を読めば、少ない回数で医療脱毛を終えられる方法がわかるのでぜひ参考にしてください!

医療脱毛は5回で終わらないって本当?

結論からいうと、目指す脱毛結果によって5回で終わるか終わらないかは決まります。医療脱毛クリニックで用意されている脱毛プランは、4〜5回コースがほとんどです。

しかし、ムダ毛をツルツルにするのをゴールとした場合、5回で脱毛完了するのは難しいでしょう。理由としては、脱毛により細く薄くなった毛にはレーザーの効果を発揮しづらくなるためです。

詳しくは下記の章でお伝えしていきますので、ぜひ読み進めてみてください。

医療脱毛が5回で終わらない4つの理由

医療脱毛が5回で終わらない理由

・施術箇所に対して施術回数が合っていない
・毛周期にあわせた施術が行えていない
・レーザーが毛質や肌質に合っていない
・肌状態にあわせた施術により出力が弱い

医療脱毛が5回で終わらないのは、産毛がレーザーに反応しにくいだけではありません。そこでこの章では、医療脱毛が5回で終わらないといわれる理由を紹介します。

より効率よく医療脱毛を終えられるよう、これから紹介する内容を押さえておきましょう。

施術箇所に対して施術回数が合っていない

医療脱毛が5回の施術で終わらないのは、施術部位にあった回数で脱毛できていないのが理由の一つといえるでしょう。

医療脱毛で使用される医療レーザー脱毛器は、毛の黒い部分(メラニン色素)に反応することで永久脱毛が目指せます。

メラニン色素が薄い産毛や薄い毛には効果が薄くなる傾向にあります。そのため、顔や背中などの産毛の多い部位はそれなりの施術回数が必要。

ただし、毛が濃ければ少ない回数で脱毛できるかと言われるとそうではありません。VIOなどの剛毛や毛の濃い部位は、毛が根深いことが多く、その場合も回数が必要になります。

毛周期にあわせた施術が行えていない

医療脱毛は、毛周期にあわせて脱毛を行えていないと思うように脱毛効果が得られません。

毛周期とは、毛が生え変わるサイクルのことです。一般的に、成長期・退行期・休止期の3つの段階から成り立っています。

医療レーザー脱毛器は、毛が成長期のときに最も高い効果を発揮します。成長期にあるムダ毛は、全体の毛の約20%のみ。

そのため、毛周期に合った施術でないとレーザーの無駄打ちになってしまうのです。

レーザーが毛質・肌質に合っていない

医療脱毛が5回で終わらないのは、使っているレーザーの種類が自分の毛質・肌質に合っていない場合があります。単に医療脱毛といっても、照射されるレーザー光には3種類あります。

効果のないレーザーはありませんが、それぞれ得意とする毛質や肌質が異なります。脱毛効果がないと思ったら、使っているレーザーの種類が自分に適していない可能性があります。

肌状態にあわせた施術により出力が弱い

肌状態にあわせて脱毛器の出力を弱めている関係で、医療脱毛が5回で終わらない場合があります。

医療脱毛は、レーザーをメラニン色素に反応させ熱を生じさせることで、毛根から焼き切る仕組。

日焼け肌や乾燥肌に高出力レーザーを照射すると、ヤケドを負ってしまう可能性があります。基本的には日焼け肌にレーザーは照射できません。

照射できる場合でも、安全に施術するためには出力の調整は多少なりとも必要です。出力が弱いと効果も薄くなってしまうので、その分回数が必要になります。

結局何回がおすすめ?
医療脱毛における目的別の必要回数の目安

医療脱毛は5回で終わらないと言うけど、結局何回コースから始めればいいのか分からない人も多いでしょう。

そこでこの章では、医療脱毛における目指す脱毛結果別の必要回数の目安を紹介します。契約前で脱毛プランに迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

自己処理を楽にしたいなら5回程度

脱毛部位や目指す脱毛結果によっても異なりますが、自己処理を楽にしたいなら5回程度の施術回数がおすすめです。

5回ほど脱毛を行えば、剛毛が産毛になる程度まではムダ毛をケアできます。産毛などの薄い毛になれば、定期的に自己処理を行っていた日々から解放されるでしょう。

上記でもお伝えしましたが、毛の生え変わりのサイクルがあるため、基本的には5回では産毛まで脱毛することはできません。

ただ毛を薄くすることは期待できるので、自己処理の頻度を減らしたい人は5回コースがピッタリ。

また5回コースで足りるのか不安な人は、追加照射はいくらかなどもチェックしておきましょう。

肌をツルツルにしたいなら10回以上

医療脱毛で産毛までツルツルにしたいなら10回以上は脱毛を受けることをおすすめします。

脱毛器のレーザーは黒い部分に反応しやすく、薄い毛には反応しにくい特徴があります。

そのため、メラニン色素の少ない産毛や薄い毛までなくすとなると、複数回の施術が必要です。

肌をツルツルにしたい人は10回コース以上の脱毛プランを選ぶことも検討してみましょう。

医療脱毛における部位ごとの必要回数の目安

実は部位によって適した施術回数が異なります。

自己処理が楽になるまで ツルツルになるまで
5〜6回 8回以上
腕・足 5〜6回 8回以上
お腹・背中・胸 5〜8回 8回以上
Vライン 5〜6回 8回以上
I・Oライン 8〜10回 10回以上
8〜10回 10回以上

そこでこの章では、医療脱毛における部位別の必要回数の目安を紹介します。全身脱毛・パーツ別脱毛に限らず、部位別の目安回数は押さえておきましょう。

【VIO】の必要回数は5〜10回ほど

VIO脱毛は、ムダ毛を薄くするのが目的なら、Vラインは5回ほど、I・Oラインは8回ほどがおすすめです。

無毛のツルツルな状態にするには、Vラインは8回以上、I・Oラインは10回以上が目安になります。

Iライン・Oラインは、黒ずみが多く、痛みを感じやすい部位です。出力を下げて照射が行われる場合が多く、より回数を重ねる必要があります。

VIOでも照射する場所によって回数が異なることを理解しておきましょう。

【脇】の必要回数は5〜8回ほど

脇脱毛の場合は、5〜8回程度が目安です。脇は範囲が狭くて黒くて太い毛が多いため、脱毛効果を感じやすい傾向にあります。

施術が5回ほどでも早ければ、自己処理がいらないくなる程度までケアできる場合も。

ただしすでに一度、他のクリニック・サロンで脱毛しており、薄い毛が多い人は5回で終わるのは難しいかもしれません。諦めずに8回以上は脱毛をしてみましょう。

【顔】の必要回数は8〜10回ほど

顔の医療脱毛の目安回数は8〜10回程度です。顔は産毛などの薄いムダ毛が多いため、比較的に回数が必要になる傾向にあります。

ただ、濃い毛が生えやすい生え際・鼻下・あごなどは効果を実感しやすいといわれています。顔といっても部位によっては脱毛効果の感じ方に差があるのを知っておきましょう。

変化が感じにくい部位ですが、顔の産毛を処理すると化粧ノリがよくなるので、根気よく脱毛を続けていきましょう。

【腕・足】の必要回数は5〜8回ほど

腕と足の医療脱毛は、自己処理を楽にするには5回程度が目安です。腕・足のムダ毛は、薄くもなく濃くもない濃さですが、比較的に効果を実感しやすい部位ではあります。

ただ毛の濃さに個人差が出やすい部位のため、効果の出方に違いが出るのが特徴です。

毛が濃い人は効果を実感しやすいですが、産毛が多い人は8回ほどは回数を重ねることになるかもしれません。

【胸・お腹・背中】の必要回数は5〜8回ほど

お腹や胸、背中は、自己処理を楽にしたいなら5回ほど、ツルツルにしたいなら8回ほどが目安。

胸・お腹・背中は産毛が多いだけでなく、他の部位と比べて範囲が広いです。そのため全体的にキレイにしたい場合、どうしても時間がかかってしまいます。

産毛の多い部分の医療脱毛は、産毛脱毛が得意な蓄熱式脱毛器を導入しているクリニックを選ぶなどで対応しましょう。

メンズ脱毛の施術回数に違いはある?

毛量・毛質には個人差がありますが、メンズ医療脱毛の方が回数が必要になる傾向にあります。男性は遺伝的な特性で、女性よりもムダ毛が多く根深い毛が生えやすいです。

また、女性では生えない箇所にも毛が生えることがあります。施術する箇所が増えれば、自然と施術回数も必要になってしまうことも。

ただ基本的には、女性の医療脱毛と同じくらいの回数が目安になります。実際にメンズ医療脱毛クリニックで用意されている脱毛プランは5回コースがほとんど。

5回で足りるか不安な人は、コース終了後の追加照射がいくらかをチェックしておくことをおすすめします。

医療脱毛を少ない回数で終わらせるコツ

効率よく医療脱毛を行うコツ

・毛周期に合わせて脱毛間隔を調整する
・施術前は電気シェーバーで自己処理を行う
・ 自分の毛質にあった脱毛器を選ぶ
・保湿・UVケアを徹底的に行う

医療脱毛が5回で終わらないからといって、なるべく早く完了させたいのは変わらないですよね。

そこでこの章では、なるべく少ない回数で医療脱毛を完了させるコツを紹介します。効率よく脱毛する方法を知りたい人は参考にしてください。

毛周期に合わせて脱毛間隔を調整する

画像引用元:渋谷セントラルクリニック

医療脱毛を少ない回数で終わらせるためには、毛周期に合わせて脱毛を行うのがとても重要。上記でもお伝えしましたが、医療レーザー脱毛器が反応するのは、毛周期の中で成長期の毛だけです。

また部位によって毛の生え変わりのサイクルは異なります。部位別で脱毛を行う場合は、下記の目安回数を参考に通うことをおすすめします。

脱毛部位 毛周期 成長期の毛の割合
全身 約2ヶ月 20%
約1〜2ヶ月 20%
ワキ 約2〜3ヶ月 30%
VIO 約1.5ヶ月~2ヶ月 30%
約3〜4ヶ月 20%
約1.5ヶ月~2ヶ月 20%

ほとんどの毛周期が約2ヶ月。全身脱毛を行う場合は2〜3ヶ月に1回の頻度で脱毛を行いましょう。

参考:ルシアクリニック|【医師監修】毛周期とは?効果的な脱毛をするには毛周期が重要!

施術前は電気シェーバーで自己処理を行う

脱毛前の自己処理には、カミソリではなく電気シェーバーを使うことをおすすめします。

医療脱毛の施術前には、必ず自己処理が必要です。カミソリは肌に直接刃があたるため、肌に負担をかけやすいケア方法です。

一方電気シェーバーは、刃が直接肌にあたらないため、カミソリ負けのリスクを減らせます。

肌が傷ついていたり荒れていたりすると、その部分を避けて施術しなくてはいけない場合も。

肌トラブルを引き起こさないためにも、電気シェーバーでケアしましょう。

自分にあった脱毛器を選ぶ

画像引用元:レナトゥスクリニック

効率よく医療脱毛を行いたいなら、毛質・肌質に合ったレーザーの種類は選ぶことが大切です。

レーザーは、アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーの3種類

アレキサンドライトレーザー ダイオードレーザー ヤグレーザー
波長 755nm 800nm~940nm 1064nm
脱毛方式 熱破壊式 熱破壊式/蓄熱式 熱破壊式
剛毛/濃い毛 かなり適応 対応 かなり適応
産毛/薄い毛 対応 かなり適応 対応
日焼け肌/色黒肌への照射 不可 可能 可能
特徴 メラニン色素に反応しやすい
効果を実感しやすい
肌色問わず照射できる
痛みを感じにくい
根深い毛への脱毛ができる
濃い肌色でも照射できる

例えば、ワキなどの濃く太い毛が多い部位にダイオードレーザーを使うと、何度か回数を重ねなくてはいけない場合もあります。

ただしダイオードレーザーは「痛みを感じにくい」「肌に優しい」などの特徴があります。「施術を繰り返し行う」といったデメリットだけでは脱毛器の良し悪しは判断できません。

自分にあった医療レーザー脱毛器を選ぶことをおすすめします。

参考:山手皮フ科クリニック|脱毛のメカニズムと使用機器

保湿・UVケアを徹底的に行う

日頃からのケアも大事ですが、脱毛期間中は特に保湿・紫外線ケアはしっかり行いましょう。

肌が荒れてたり乾燥してたりすると、レーザーの出力を下げて施術を行わなければいけません。出力を下げると、脱毛効果が薄れてしまいます。

また日焼けの程度によっては施術を断られることも。仮に日焼け肌への照射ができても、強い痛みを感じたり、火傷の原因になることもあります。

肌トラブルの原因になるので、日焼け対策や乾燥対策は徹底的に行いましょう。

医療脱毛は痛いの?痛みのリアルと対策

実際に医療脱毛を始めてみたいけど、「痛いのはイヤ…」なんて人も多いでしょう。そこでこの章では医療脱毛を受けたときの痛みやその対策について詳しく紹介します。

個人差があるが、部位によって痛い場合がある

結論からいうと、痛みの感じ方は個人差があるので、痛みが強いか弱いか、痛いか痛くないかは断言できません。

ただし、サロン脱毛よりも痛みを感じやすく、部位によって痛みが異なる傾向にあります。医療脱毛はサロン脱毛よりも高出力のレーザー光で脱毛を行うので、その分痛みが強くなることも。

さらに皮膚が薄い・毛が濃い部位は特に痛みを感じやすいため、VIOやワキ、皮膚の薄い顔なども痛みを感じやすいのが特徴です。

【痛み対策1】痛みを感じにくい脱毛器を選ぶ

医療脱毛の痛み対策としては、痛みを感じにくい医療レーザー脱毛器を選ぶのが一つの手です。

医療脱毛で使われているレーザー脱毛器は、大きく分けて「蓄熱式」「熱破壊式」の2種類があります。そのうち、蓄熱式脱毛が痛みを感じにくいといわれています。

脱毛方式 痛み
アレキサンドライト 熱破壊式 かなり強い
ダイオード 熱破壊式/蓄熱式 弱い
ヤグ 熱破壊式 強い

レーザーの痛みの強さを表すと「ダイオード<アレキサンドライト<ヤグ」の順番になり、ダイオードレーザーが痛みを感じにくいとされています。

痛みが不安な人は、クリニックのスタッフに相談し、効果が期待できて痛みが少ない脱毛方法を見つけていきましょう。

【痛み対策2】麻酔を使う

痛みを軽減したい人は、麻酔の使用も検討しましょう。脱毛サロンと異なり、医療脱毛クリニックには麻酔の使用ができます。

医療脱毛で使われる麻酔の種類は、「麻酔クリーム(表面麻酔)」「笑気麻酔」の2種類。

ほとんどのクリニックでは「麻酔クリーム」が用意されています。ただし、中には笑気と呼ばれる気体を吸ってリラックスさせる「笑気麻酔」が利用できるクリニックも。

別途料金が発生する場合がありますが、麻酔を使うことで痛みに弱い人は安心して医療脱毛を受けられるでしょう。

早く医療脱毛を終わらせたいなら
毛周期に合わせた施術を

この記事では、医療脱毛が5回で終わらない理由について解説していきました。

医療脱毛が5回で終わらない理由 医療脱毛を少ない回数で終わらせるためのコツ
・施術箇所に対して施術回数が合っていない
・毛周期のタイミングにあわせた施術が行えていない
・使っているレーザーが毛質や肌質に合っていない
・肌状態にあわせた施術により出力が弱い
・毛周期に合わせて脱毛間隔を調整する
・施術前は電気シェーバーで自己処理を行う
・ 自分の毛質にあった脱毛器を選ぶ
・保湿・UVケアを徹底的に行う

サロン脱毛よりも少ない回数で脱毛が終えられるといわれている医療脱毛ですが、毛質・肌質によっては回数を重ねなくてはいけない場合も。

医療脱毛を効率よく行うコツをしっかり押さえて、無駄なく脱毛を行えるようにしましょう。