AGA治療の副作用は?起こる確率や治療法別の症状の違い、出た時の対処法も紹介!

AGA治療をしたいけど、副作用が心配という方は多いのではないでしょうか。本記事ではAGA治療の副作用について説明していきますので、参考にしてみてくださいね。

AGA治療薬の副作用

AGA治療薬の主な副作用
・頭皮のかゆみ・かぶれ・赤み
・肝機能障害(吐き気・食欲不振)
・頭痛
・男性機能の低下(性欲低減・勃起不全・精液減少)
・体毛の増毛(多毛症)
・うつ病

AGA治療を受けるにあたり、副作用が心配という男性は多いでしょう。ですが、副作用は必ず出るというわけではないということを頭に入れておきましょう。

AGA治療の副作用について、詳しく説明していきます。これからAGA治療を受けようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

副作用1:かゆみ・かぶれなどの頭皮の炎症

AGA治療をして多く報告されている副作用は、かゆみやかぶれなど頭皮の炎症です。これらの副作用は外用薬で起きることが多く、薬が頭皮に合っていない場合がほとんどです。

このような副作用が現れた場合は、医師に相談をして薬を変えるなど対処が必要となります。

かゆみやかぶれなど頭皮の炎症を放置すると、薄毛が悪化する可能性があります。

参考:AGAスキンクリニック

副作用2:肝機能障害(吐き気・食欲不振)

AGA治療の薬は、食べ物と同じく肝臓で代謝します。肝臓で代謝する際、強い負担がかかってしまい、肝機能障害を引き起こす可能性があります。

AGA治療の副作用として肝機能障害が挙げられますが、確率は高くありません。ですが肝機能障害は自覚症状があまりなく、気付きにくいです。

そのため、クリニックで定期的に行っている血液検査を受ける必要があります。

参考:リブラクリニック

副作用3:頭痛

頭痛は、外用薬を頭皮に塗布した後に起こりうる副作用です。外用薬は頭皮の血管を拡張させ、発毛効果が期待できます。

血管拡張作用により、頭痛が起こる可能性があります。ですが頭痛を抑えようと鎮痛剤を服用すると、飲み合わせによっては更なる副作用が起きる可能性があります。

薬を塗布した後に耐えられないほどの頭痛が起きたら、必ず医師へ相談をしましょう。

参考:駅前AGAクリニック

副作用4:性欲低減・勃起不全(ED)などの男性機能の低下

AGA治療の内服薬は、男性ホルモンの1種であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えます。

それにより、性欲減退や勃起不全が起こる可能性があります。ですがこれらの副作用が出る確率は数%で、非常に低いです。

とはいえ可能性はゼロではないため、気になることがあれば医師に相談をしてみましょう。

参考:イースト駅前クリニック

副作用5:体毛の増毛(多毛症)

AGA治療の薬は血管を拡張させ、必要な栄養素を全身に回す役割を果たします。その結果、髪の毛だけではなく全身の毛が増えてしまうという副作用が起きる可能性があります。

多毛症はAGA治療を続けている以上、続いてしまう症状ですが、治療が終わったら薄くなり改善されることが多いです。

ただし治療の途中で薬の服用を中断してしまうと、薄毛が進行する可能性が高くなるため、自己判断で中断するのはやめましょう。

参考:駅前AGAクリニック

副作用6:うつ病

AGA治療の薬は男性ホルモンに働きかけるため、ホルモンバランスが乱れて、うつ病などの精神疾患に繋がってしまう場合もあります。

AGA治療でよく処方されるプロペシアやフィナステリドの服用として、抑うつ感が報告されています。

イライラしたり、気分が落ち込むことが増えたり、心の異常を感じたらAGA治療薬の副作用かもしれません。

このような症状が現れた場合は、AGA治療をしているクリニックの医師へ相談をしてください。

参考:AGAスキンクリニック

AGA治療で副作用が起きる確率は0.1%〜5.0%

AGA治療の薬で副作用が起こる確率は、0.1%〜5.0%と比較的低いです。副作用が不安でAGA治療ができない、という方がいるのであれば、安心してください。

とはいえ副作用が起こらないわけではないため、副作用について知っておく必要があります。本章ではAGA治療の副作用について詳しく説明しています。

すでにAGA治療をしている方にも必要な知識です。

参考:AGAスキンクリニック

副作用が起こらない薬はない

AGA治療の薬だけではなく、副作用が起こらない薬はありません。どの薬も副作用のリスクはあります。副作用が一切報告されていない薬は、現時点で開発されていません。

AGA治療薬だけ副作用があるわけではないので、不安に思う必要はありません。副作用が出た時、すぐ医師に相談をすることが大切です。

放置するとかえって薄毛が進行したり、症状が悪化したりしてしまう可能性も考えられます。

副作用で薄毛が悪化することはない

「AGA治療を始めてから薄毛が進行した」という話を聞いたことがある方もいるでしょう。ですがこれは初期脱毛であり、薄毛が進行したわけではありません

AGA治療の薬を服用すると、初期脱毛という副作用が起こる可能性があります。初期脱毛は一時的なもので、2ヶ月程度で収まることが多いです。

AGA治療を始めたのに抜け毛が増えた、と感じた場合は、初期脱毛が起きている可能性が高いです。

参考:スマイルAGAクリニック

副作用の不安による「プラセボ効果」の可能性も

副作用の不安を感じすぎて、副作用のような症状が現れている可能性もあります。このように思い込みで症状が出ることを、プラセボ効果と言います。

プラセボ効果とは
プラセボ(偽薬)と言う、効き目ある成分が何も入っていないくすりを服用しても、患者さん自身が、自分が飲んでいるくすりは効き目があると思い込むことで、病気の症状が改善することがあります。これをプラセボ効果と呼んでいます。
引用:製薬協

プラセボ効果の場合、副作用が起きているわけではないため、思い込みを無くすことが大切です。まずは、不安な気持ちを落ち着かせましょう。

どうしても不安が解消できない場合は、クリニックを受診しAGA治療の副作用について、しっかりと確認してください。

AGA治療の副作用は治療方法によって違う

AGA治療は、内服薬と外用薬、レーザー治療があります。それぞれ効果が異なりますが、副作用にも違いがあります。

内服薬・外用薬・レーザー治療の副作用の違いについて、説明していきます。副作用の違いを知った上で、どの治療方法が良いのか検討してみましょう。

内服薬の副作用

AGA治療の内服薬で起こりうる副作用は、性欲減退・勃起不全・肝機能障害・抑うつ感などが挙げられます。

これらの副作用を見て分かるように、主に男性機能に関わる副作用が多いです。内服薬は、AGAの原因となるDHTの生成を抑制する効果があります。

DHTは男性ホルモンの一種です。DHTを減少させることで男性ホルモンの全体量も減少し、男性機能を低下させる原因となります。

参考:イースト駅前クリニック

外用薬の副作用

AGA治療の外用薬で報告されている副作用は、かゆみ・かぶれ・フケ・頭痛・めまい・むくみなどが挙げられます。頭皮に直接塗布しているため、皮膚の炎症が起きやすいです。

よくあるのは、効果を感じられないからといって、大量に塗布してしまうというケースです。大量に塗布しても、効果は変わりません。

逆に頭皮環境を悪化させてしまう可能性もあります。効果が感じられない場合は、医師へ相談し治療内容を変更するなど対応をしてもらいましょう。

参考:AGAヘアクリニック

レーザー治療の副作用

AGA治療薬の副作用が不安、という方が行っている治療方法です。レーザー治療は、頭皮にレーザーをあて、細胞を活性化させ、発毛を促します。

頭皮に直接レーザーを当てるため、頭皮の乾燥やかゆみ、ひりつきの副作用が起きる可能性があります。レーザー治療は、女性でも受けられる治療方法の1つです。

レーザー治療による副作用は、放置すると症状が悪化する原因となります。症状が現れたら、早めに医師へ相談してください。

参考:シロノクリニック 

AGA治療で副作用が出たときの対処法

AGA治療を行っていく上で副作用が出た場合の対処法は、薬の量を調整したり種類を変えたりすることです。ただし、どちらの方法も独断で行うのはやめましょう

必ず医師に相談して、対処法を決めるようにしてください。

参考:WILL AGA CLINIC

対処法1:AGA治療薬の量を調整する

1つ目は、AGA治療薬の量を調整する方法です。医師に相談した上で、薬の量を調整してもらいます。副作用が起こる原因の1つとして、薬の量が多すぎることがあります。

AGA治療は継続することで、効果が期待できる治療です。そのため、薬の量が多ければ良いということではありません。

また薬の過剰摂取は、腎臓や肝臓に負担をかけてしまいます。くれぐれも過剰摂取には、お気をつけください。

対処法2:AGA治療薬の種類を変える

2つ目の対処法は、AGA治療薬の種類を変える方法です。今服用している薬が合わず、副作用に悩まされているのであれば、医師に相談をして薬の種類を変えてもらいましょう。

薬の種類を変えて、自分に合ったAGA治療薬を見つけることが大切です。自分に合わない薬を服用していても、効果が感じられるどころか薄毛が悪化する可能性もあります。

AGA治療薬はいくつか種類があります。医師と相談をして、その中から自分の体に合った治療薬を見つけていきましょう。

AGA治療の副作用についてよくある質問

AGA治療をやめるとどうなる?

AGA治療を独断で中止すると、薄毛が進行したり、抜け毛が前よりも増えたりします。AGA治療をして髪の毛の量が増えたからといって、独断で治療を中止することはやめましょう。

もし効果が感じられないと思っても、最低6ヶ月は治療を継続しましょう。その後、AGA治療をやめるかどうかは医師と相談する必要があります。

参考:イースト駅前クリニック

子作り(妊活)への影響はないの?

AGA治療の副作用は、妊活中の男性には影響ありません。ただし、副作用で勃起不全や性欲減退などの男性機能が低下している場合は、性行為がうまくできないなど影響があるかもしれません。

心配な場合は医師に相談しましょう。

参考:イースト駅前クリニック

妊活中の女性への影響は?

妊娠中の女性が誤ってAGA治療薬を服用した場合、男性胎児の生殖器に異常を引き起こす可能性があります。そのためAGA治療薬を服用している男性は、女性が誤って服用しないように十分注意してください。

また妊活中の女性は、薄毛が気になるからといってAGA治療薬を服用するのはやめましょう。

参考:湘南美容クリニック

AGA治療はどういう場合にやめるべき?

AGA治療の効果を感じられるのは半年〜1年以上後のため、その期間経っても効果を感じられない場合は、医師へ相談し中止をするか決めましょう。また副作用の症状が重く、日常生活に支障をきたす場合もやめるべきです。

1年以上効果が感じられない、副作用の症状がひどい、AGA治療費用の支払いが難しくなった、などやめるべきタイミングはさまざまです。

参考:イースト駅前クリニック

AGA治療の副作用まとめ

AGA治療の副作用は様々ありますが、症状には個人差があります。副作用が不安という方もいると思いますが、AGA治療をすることによって起こる副作用は数%の確率です。

必ずしも起こるわけではないので、悩んでいる方はAGA治療に取り組んでみてください。