今年もわずかになりました!

今年中にやっておきたいこと、追い込み時期ですよね!

当院では、

「あつた皮ふ科クリニックに来れば、ニキビ治療でできないものはない!」

と言えるくらい、ニキビを極めて今年を終えたいと思っています。

(ニキビ跡のクレーターの治療などまだまだ医学的に難しいところもありますが、できるところから頑張ります!!(`・ω・´)、、、)

 

そして、、、

この度、新しくニキビ治療のお薬を採用することとなりました!!

 

【ロアキュタン 内服薬】です。

保険での処方はできませんが、海外では重症のニキビには強く推奨されています。

副作用をしっかり理解して正しく使用すれば、強力に効く頼りになるお薬となります。

目次

・ロアキュタンとはどんな薬?

・ロアキュタンが有効!難治性の集簇性ざ瘡とは?

・ロアキュタン内服で注意すること、副作用

・海外での位置づけと日本国内での位置づけ

・最後に、、、

 

ロアキュタンとはどんな薬?

ロアキュタンは経口イソトレチノインというビタミンA類似薬です。

皮脂の分泌を抑え、抗炎症効果もあり

集簇性ざ瘡と呼ばれる重症ニキビで他の治療が無効な場合にも効果があります。

海外では、この集簇性ざ瘡の治療においてロアキュタンは中心的な役割を果たしています。

 

1日1回内服

10㎎ 1か月分 24,000円

20㎎ 1か月分 30,000円

 

※ただし、使い方を間違えると患者様にとって有害になりかねないため、

処方する医師も患者様もよくお薬の特性、注意点を理解する必要があります。

 

ロアキュタンが有効!難治性集簇性ざ瘡とは?

大きなニキビを多数つくり、治った後のニキビ跡も大きく目立つような重症型のニキビがあります。

このようなニキビは集簇性ざ瘡と言われ、

跡はケロイド状になったり皮下瘻孔(皮膚の下にトンネルを形成してしまう状態)になったりもして

ニキビ自体もニキビ跡も目立ち、精神的にも辛い症状です。

《胸部の集簇性ざ瘡》

 

《ケロイド状となったニキビ跡》

 

男性に多いですが、女性でもなります。

普通のニキビなら年齢とともに症状は和らいできますが、

この集簇性ざ瘡の場合は40代以降も継続します。

 

胸、背中、首、耳、頭皮、臀部など様々な部位に出ることもあります。

 

集簇性ざ瘡はガイドライン通りの治療ではなかなか治らないことが多いのですが、

ロアキュタンはこの集簇性ざ瘡でも効果があるとされています。

 

ロアキュタン内服で注意すること、副作用

ロアキュタンには内服するにあたって、非常に重大な注意点があります。

ロアキュタンの成分【イソトレチノイン】は催奇性があるのです。

催奇性とは、服用中に妊娠した場合に赤ちゃんに影響がある、ということ。

従ってロアキュタン内服中に加え、

女性の場合は中止後2年間、男性の場合は中止後6か月は避妊をしていただかなくてはなりません。

 

その他、副作用は、皮膚粘膜の荒れ、肝障害、過骨症、頭蓋内圧亢進があります。

 

これらの注意点、副作用を十分理解していただいてから服用を開始します。

特に催奇性に関してはご本人だけでなく家族とも話し合っていただく必要があります。

 

海外での位置づけと日本国内での位置づけ

海外では重症の炎症性皮疹や集簇性ざ瘡に対して『強く推奨』されています。

上の注意点・副作用の問題点をクリアすれば、

他の治療にはない高い効果があり、近年問題となっている耐性菌の発生も抑制できるからです。

 

ただし日本では使用に慎重な対応です。

厚生労働省もホームページで注意喚起しており、安易な処方、内服がされないように呼び掛けています。

厚生労働省の経口イソトレチノインに関する注意喚起はこちら

 

高い効果が期待できる反面、医師も患者様も慎重に判断する必要があります。

海外においても、様々な制約やルール、医師からの指導がありその中で安全に処方されています。

 

当院でももちろん、本当に必要かどうか、使用しても大丈夫か、安全性を確認してから処方いたします。

また、処方前には採血も必要です。

 

最後に、、、

ニキビ患者様の診療を行っていて感じることは、

治療法の正解はないんだなーということ。

 

これは治療選択肢がたくさんあればあるほど!

 

ある患者様にとっては効果のある薬も他の患者様にとっては効果がない

ニキビ痕までしっかり治したい患者様もいれば、そこまでは気にされない方も、、、

 

まずはどんな治療があるのか知ってもらい

患者様ご自身と一緒に悩み、一緒に治療を選択し、治していきたい!!と思っております。

 

ニキビでお悩みの方はぜひご相談ください。

あつた皮ふ科クリニック