【顔の赤みが気になる方】毛細血管拡張症〈VbeeamⅡ〉※保険適応あり

こんにちは～

さて、少し気温が上がると多くなるご相談の一つ『顔の赤み』

『なんとなく人より頬が赤い』

『鼻回りのところの赤みが気になる』

『なんか１か所赤いところ、いつまでたっても消えない』

『よく見るともやもやとした細～い血管がある』

こんなお悩みありませんか？

いつまでたっても消えないその赤み、実は毛細血管拡張症かも…

赤みはVbeam２レーザーにおまかせあれ！！

今回は毛細血管拡張症に対する治療Vbeam２についてご説明いたします。

※毛細血管拡張症に対するVbeam２レーザーは保険適応があります。

・毛細血管拡張症とは

暑いときとか、お風呂上りとか顔が赤くなりますが、『毛細血管拡張症』とは何が違うのでしょうか？？？

毛細血管拡張症で分かりやすいのが、

よーくお肌を見てみるともやもやとした細かい血管が目視できる状態です。鼻回りなどは比較的症状が出やすい部位だと思います。

ただし酒さなどの場合、赤いだけで血管まで目視が難しい場合もあり、症状は様々です。

そもそも毛細血管拡張症は『病態』をあらわす名称なので、様々な疾患・症状が含まれます。

平常時も赤みが続く場合は疑わしいので、気になる場合はやはり一度診察を受けていただくのが良いと思います😥

〔毛細血管拡張症に含まれる色々なタイプ〕

↑口元を中心に赤みがあるが、ほとんどの部位で毛細血管までは確認できない。診断は酒さ。

↑全体的には赤みはないがもやもやとした毛細血管を認める。口元の血管は比較的太いが、頬全体にも細い毛細血管がある。

↑鼻の下から鼻翼部と言われる横の部分は毛細血管がよく見られる部位。

↑１年以上続く部分的な赤み。拡大鏡で毛細血管拡張症に含まれる蜘蛛状血管腫と診断された。治療は１～２回で改善することが多い。

・Vbeam２について

Vbeam2はあつた皮ふ科クリニックにある色素レーザーです！

色素レーザーはヘモグロビンという赤色を作る色素をターゲットにしていて、赤色や紫色の病変に効果があります。

VbeamⅡは下記の疾患に保険適応があります。

・毛細血管奇形

・乳児血管腫

・毛細血管拡張症

上記のうち、上二つは子供のころからあるいわゆる『赤あざ』です。

最後の『毛細血管拡張症』は大人で発症するものが多く、また症状も様々ということでしたね！（復習✨）

治療回数などは以下の通り

区分	保険診療
治療名	Vbeam２
治療内容	血管に作用する色素レーザーを照射し、毛細血管拡張症の赤み等を改善します。
平均治療期間・回数	５回
治療頻度	３か月おき　早期治療を希望される場合は１か月間隔でできることもありますが自費診療となります。
リスク・副作用	赤み、火照り、むくみ、やけどなど

料金

3割負担の自己負担額

1.5cm以内	6,510円
鼻	11,010円
両頬	21,510円
全顔	26,010円
全顔＋頸部	32,010円

症例１

45歳女性　日常ケア指導の下自費にてVbeam Ⅱにて治療開始。５回施行で赤み改善、治療終了。

症例２

70代女性　顔面の赤みに対してアゼライン酸外用しながら自費にてV-beam３週間間隔で３回施行し、赤みがなくなりご本人も満足の結果となりました。

・VbeamⅡ以外の治療について

同じ血管病変に対してのレーザーとしてロングパルスNdYAGレーザーというレーザーがあります。

当院では『ヤグレーザー』という名前で行っています。

※こちらのレーザーは保険適応がありません

こちらは色素レーザーよりも深達度が高いので、比較的太くて深いところにある血管が得意です。

色素レーザーでは残ってしまう病変の場合にはおすすめ！

区分	自由診療
治療名	ヤグレーザー
承認状況	国内未承認
他国の承認状況	米国FDA承認
他の承認機器等	Vビーム
治療内容	YAGレーザーを照射し、毛細血管拡張症、酒さ、ニキビの赤み等を改善します。
平均治療期間・回数	５回
平均治療費用	５回　118,800円（両頬の場合）
リスク・副作用	色素沈着、水疱、内出血など