明けましておめでとうございます

本年も地域の皆様の皮膚の健康のために頑張りますので

よろしくお願いしますm(__)m

 

さて、今年もスギ・ヒノキ花粉飛散量の予報が出るなど、花粉対策をとる時期となりました。

 

そろそろお薬の準備をしておくと、花粉飛散が多くなったころにも症状を抑えることができます!

ということで、今年の花粉予測はどのようなものになっているのか、

当院ではどんな治療をしているのか、を詳しく紹介していきます(`・ω・´)

 

目次

2019年花粉予測情報

花粉とは?花粉症とは?

花粉症のお薬とその使い方

最後に…

 

2019年花粉予測情報

日本気象協会花粉予測情報によると

  • 広い範囲で前シーズンより少なめだが、例年よりやや多い
  • 飛散開始時期は西日本と東日本で例年より5日ほど遅い(2月中旬~)
  • 発表されている飛散開始時より前からわずかに飛び始めるため、早めの対策を

というまとめになっています。

 

愛知県だけで見ると、

昨年並み、とのことです\( ‘ω’)/(スギ・ヒノキ)

ですが、ウエザーニューズ社の予測では昨年より大幅に増加するとなっております。

 

全国的に見ると飛散量は例年より多くなりそうというのと

 

発表されている飛散開始時の前から飛び始めるというのは聞き捨てなりませんね、、、

 

今からしっかりと対策しておきましょう!

あつた皮ふ科クリニックの外来にも毎年花粉症でお悩みのベテラン患者様はお薬の相談にちらほら来られていますよ|ω・)

花粉とは、花粉症とは

花粉症の原因になる主な花粉は・・・

スギ・ヒノキ 2月~5月

イネ 4月~10月

ブタクサ・ヨモギ 8月~10月

日本人でアレルギーを持つ人が多いのはこれから注意が必要なスギです。

 

花粉症はアレルギー性鼻炎のうち、花粉が飛散する時期にだけ出るので季節性アレルギー性鼻炎と言います。

症状は

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、といった鼻炎症状に加え、目のかゆみ、充血、目やになどの目の症状に

皮膚のかゆみ、熱っぽさなどの症状も出ることがあります。

 

OAS~口腔アレルギー症候群~

花粉症の方の中である果物や野菜を食べると、のどのイガイガを感じる場合があり、これを口腔アレルギー症候群と言う。

花粉の抗原と果物野菜の持つ抗原が似ているために起こる。

 

 

花粉症のお薬とその使い方

 

花粉症の治療は『鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2016年度版』に準じて行います。

 

まだまだ、症状も出ていないし、もっと暖かくなってからでいいでしょ??と思っているあなた!

花粉を甘く見てはいけませんよ(`・ω・´)

 

毎年花粉症状がひどい場合は、花粉飛散予測日の1週間ほど前から治療を開始するのがベストなのです!!!

花粉飛散が始まり症状が出てから治療を開始するよりも、発症前から治療していた方が効果が高いことが分かっています。

 

飛散時期をしっかりチェックして計画的に治療をしていきましょうね。

花粉症の薬は写真のようにたくさんの種類があり、患者様の生活スタイルや体質に合わせて選ぶことができます。

それでは主な治療薬を見てみましょう!

 

抗ヒスタミン薬

鼻症状、皮膚炎、目の症状など多彩な効果がある。

ヒスタミンという症状の原因となる物質の作用を抑える。

目の症状には目薬もある。

 

抗ロイコトリエン薬

鼻づまりに効果が高い。

症状の原因となるロイコトリエンという物質の作用を抑える。

効果が出るまでに1週間ほどかかる。

 

鼻噴霧用ステロイド薬

くしゃみ・鼻水・鼻づまりに非常に効果が高く、また1~2日で効果が出る。

局所投与で副作用が出にくい。

 

ステロイド外用剤

花粉皮膚炎、目の周囲の赤み・肌荒れに使用する。

 

重症型に、、

点鼻型血管収縮薬

鼻粘膜の血管を収縮させ充血をとることにより鼻づまりなどを改善する。

長期使用により、症状のリバウンドが起こるため、使用は1週間にとどめる。

血管収縮配合剤

抗ヒスタミン薬と血管収縮剤の配合薬で、症状が重い場合に使用する。

 

例えば

症状は軽く少し鼻がずるずるする程度であれば抗ヒスタミン薬内服

鼻づまりがある場合は、つらいので抗ロイコトリエン薬や鼻噴霧用ステロイド薬を追加する、といった感じで

症状に応じて薬を組み合わせていくといいでしょう

早急に症状をとって楽になりたい!という場合は点鼻型血管収縮薬も短期で使用するなど、

うまく使えば安全に素早く症状をとることができますね。

毎年花粉に悩まされている方には、舌下免疫療法もおすすめです。

 

舌下免疫療法とは、、、

スギ花粉症に対してアレルギー自体を治す治療。舌の下のところから少しずつ抗原を体に入れることで治します。

スギ花粉の飛散が終わってから治療は開始します。

 

最後に・・・

あつた皮ふ科クリニックでは花粉を含むアレルギー採血(特異的IgE抗体検査)も行っています。(乳幼児の採血は)

気になる症状の診断も含め、当院に是非お任せください。

あつた皮ふ科クリニック・美容皮膚科クリニック