永久医療脱毛

医療脱毛

1. 医療脱毛とは

  1. 医療脱毛とは、高出力の医療用レーザー脱毛器を使って、医師や看護師のような資格者が施術する医療行為です。そのため、エステサロンでは医療脱毛は出来ません。
    医療脱毛レーザー脱毛機は、毛の黒色の色素(メラニン色素)に反応するレーザーを肌の表面に照射し、毛の発生や成長の根幹となる毛乳頭を破壊する事で、永久的に毛を生えさせなくします。

あつた皮ふ科クリニックでは高い脱毛効果を得るために、アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの2種類のレーザーを患者様の状態に応じて使い分けて使用します。
名古屋市中川区、熱田区、瑞穂区で医療脱毛に興味のある方、あつた皮ふ科クリニックにお問い合わせください。

人気の脱毛部位ランキングを紹介!こちらのブログも参考にしてください

2. 毛周期とは

毛周期とは、毛が生えてから毛が抜けるまでのサイクルの事を指します。毛周期は、主に成長期・退行期・休止期の3つで構成されています。

(ア) 成長期

  • 成長期の毛は、黒色の色素(メラニン)が濃いので、脱毛に適しています。成長期は、毛根にある毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返し、毛が成長していく期間です。この成長期の毛の量は、全体の10~20%程しかありません。そのため、全ての毛を脱毛するには、少なくとも5回程度は脱毛に通う必要があります。

※脱毛必要回数は、部位によって異なります。

(イ) 退行期

成長期の後に来るのが、退行期です。成長が止まり、徐々に皮膚の内部でくっついていた毛が抜けやすくなります。つまり、毛根から毛が離れやすくなり、自然と抜けていきます。脱毛器のレーザーはメラニンに反応する為、この周期の毛にレーザーを当てても脱毛効果は発揮されません。

(ウ) 休止期

  • 退行期の後に来るのが、休止期です。休止期は、毛が毛根から抜け落ちた状態の期間を指します。新たに毛を生やす準備の期間で、のちに成長期に突入します。
    休止期も退行期と同様に脱毛には適しません。理由も同様に、脱毛のレーザーが反応するメラニンがないためです。

成長期の項目で少し触れましたが、頭髪以外の毛の場合、成長期の毛は全体の10%~20%程度しかありません。これが1回の施術で処理できる割合です。そのため、医療機関では、脱毛の施術は複数回用意されています。また、部位によって毛周期や脱毛完了に必要な回数は変わってくるため以下で部位別脱毛目安回数について紹介します。

顔:5回程度
ワキ:5回程度
腕・足:5~10回程度
男性のヒゲ:15回以上
VIO:10回以上

3. エステ脱毛と医療脱毛との違い

医療脱毛 エステ脱毛
場所 クリニック・病院 エステサロン・脱毛サロン
施術者 医師の指導の下、看護師が実施 エステティシャン(無資格者)
脱毛方式 レーザー脱毛 光脱毛
安全性 医師の指導の下、安全性・効果が認められた医療機器を使用 自社の研修を受けたスタッフがエステ用の脱毛器を使用
メリット 脱毛回数が少なくて済む
効果が強い(永久脱毛)
痛みが少ない
デメリット 痛みが強い 脱毛回数が多くなる
効果が弱い(永久脱毛ではない)

医療脱毛をお勧めする方

・永久脱毛をしたい

・脱毛通院回数を減らしたい

・短い期間で脱毛したい

4. 当院の医療脱毛レーザーの特徴

当院では、FDA承認医療機器「クラリティツイン」を導入しています。クラリティツインは、脱毛効率に優れたアレキサンドライトレーザーと太い毛や産毛にも効果があるYAGレーザーと2種類のレーザーを使い分ける事が可能です。当院では脱毛部位や肌の色、毛の状態などから適切なレーザーをチョイスして使用します。

また従来のアレキサンドライトレーザー搭載脱毛機と比較すると、痛みが少ないという特徴もあります。


また、お顔のくすみや毛穴の汚れ除去、ニキビ肌や赤ら顔を改善しつつ美白へと導く、美肌治療にも優れている新世代レーザーです。

このような方にお勧め

・脱毛時の痛みが気になる方

・短期間・短時間で脱毛したい方

・他のクリニックやエステサロンでの脱毛で満足出来なかった方

・太い毛までしっかり永久脱毛したい方

5. 当院の医療脱毛レーザーの特徴

細かな出力調整

レーザーの出力を上げるほど、脱毛効果が高まります。しかし、出力を上げるほど、熱傷のリスクが高まります。その為、効果を出しつつ、安全に施術をするためには、細かい出力調整を行うことが重要です。 毛の太さだけではなく、毛の密集度合い、肌の状態にも左右されます。 当院では、初回だけではなく2回目以降も毎回、前回の反応を評価し設定をし直します。大抵の場合、脱毛が進むと効果が出にくい毛だけが残ってくるので、その場合は出力を上げて対応したり、場合によってはレーザーの種類を変更したりと、都度患者様に合った照射を行います。

根深い毛に対応できるレーザー

部位によって、毛の性質が異なります。VIOの一部や男性のヒゲ等は根深い毛も多く、レーザーの種類によっては満足な効果が得られない場合もあります。 医療脱毛では、アレキサンドライト・ダイオード・ヤグの3種類の波長が存在し、それぞれ届く深さが異なります。当院では、脱毛効率に優れたアレキサンドライトと最も深くまで届き、色黒肌にも照射できるヤグレーザーを使い分けています。

照射漏れを防止しています

レーザーの照射面は円形をしています。円と円の間が空きすぎると、うち漏らしになり、間から毛が生えてしまいます。しかし、それを恐れて重ねすぎると今度は熱傷になってしまいます。当院ではうち漏らしを無くすために、マークをして細かくブロック分けをして順に照射する工夫を行っております。

安全性へのこだわり

レーザーによる火傷の原因は、熱がこもり過ぎることです。その為、冷風送風による冷却を行っています。ジェルが必要ないのでベタベタしたり、照射後皮膚を擦ってふき取る必要がありません。過冷却による凍傷の心配もなく、送風の強さの設定も変えられるので、赤みが出やすい部位のみ強めに冷却し、肌トラブルのリスクを軽減しています。また、痛みが強い場合などは追加で保冷パックを用いた冷却も行って、患者様の痛み・火傷リスクを配慮した照射を心がけています。

施術を担当するのは、必ず訓練を積み、当院での試験をパスした看護師のみです。さらに高度な技術が必要な照射が難しい部位に関しては、部位別での試験を設けて行っております。

医療脱毛で効かない という患者様が現れる理由

まれに、他のクリニックで医療脱毛をしたがあまり効かなかったという方もいらっしゃいます。個々人によって理想の脱毛具合が異なるので、その基準に満たなかったというケースも勿論あるのですが、スピード重視で時短を行っていることが原因ではないか?と疑われる様な症例も散見されます。医療脱毛では脱毛方式が2種類ありますが、それぞれ無理に時短をしようとした時のやり方について、解説します。(※画像はイメージです。)

熱破壊式の場合

熱破壊式の場合は、照射面を重ね過ぎず、間を空けないという照射が理想的なパターンです。その反面スピード重視で行おうとすると、間が空きやすくなります。その為、空いた部分にレーザーが当たっていない為、当てもれが起きてしまいます。

蓄熱式の場合

蓄熱式の場合は、円を描くように低出力のレーザーを照射していきます。規定のパス(往復回数)を行うことで、脱毛が完了するので、マシンの性能と冷却性能が高ければ、少ない時間で痛みが少なく照射が可能です。蓄熱式も熱破壊式も永久脱毛であることには変わりはありません。しかし、メーカーの規定の回数より少ないパス数なので短時間で終わる全身脱毛メニューを宣伝したり、メーカー規定のエネルギー量を下回る照射をするなどの抜け道が発生しやすい側面を持ちます。患者様にとって各部位に何往復したか?やエネルギー量等は知る由もありません。

その反面、熱破壊式は当て漏れがあった場合一目瞭然なのでごまかしが効かず、当て漏れが無いようにスムーズに打つことに習熟を要しますが、当院では確実性を評価して熱破壊式を好んで導入しています。

当院医師が医療脱毛のリアルな回数を解説しています

6.料金

診察料

カウンセリング料(初診) 3,300円

全身脱毛メニュー

部位 1回 5回コース(1回あたり)
全身脱毛バリュー(顔・VIOなし) 99,000円 298,000円(59,600円)
全身脱毛セレクト(顔・VIOどちらか) 110,000円 348,000円(69,600円)
全身脱毛フル(顔・VIOあり) 132,000円 398,000円(79,600円)

部位別脱毛メニュー

部位 1回 5回コース(1回あたり)
両ワキ 5,500円 22,000円(4,400円)
両ひじ上(肩~ひじ含む) 22,000円 88,000円(17,600円)
両ひじ下(ひじ含む~手の指先まで) 13,200円 52,800円(10,560円)
両ひざ上(ひざ含む) 33,000円 132,000円(26,400円)
両ひざ下(ひざ含む~足の指先まで)  24,200円 96,800円(19,360円)
顔・フェイスライン(鼻下含む) 22,000円 88,000円(17,600円)
鼻下 5,500円 22,000円(4,400円)
うなじ 13,200円 52,800円(10,560円)
背中半分 24,200円 96,800円(19,360円)
背中全体 44,000円 176,000円(35,200円)
胸腹部半分(胸部または腹部)(乳輪含む) 24,200円 96,800円(19,360円)
胸腹部全体(乳輪含む) 44,000円 176,000円(35,200円)
乳輪周囲 5,500円 22,000円(4,400円)
Vのみ 11,000円 44,000円(8,800円)
Iのみ 13,200円 52,800円(10,560円)
Oのみ 13,200円 52,800円(10,560円)
臀部 24,200円 96,800円(19,360円)

セットメニュー

部位 1回 5回コース(1回あたり)
四肢セット(両ひじ上下+両ひざ上下) 66,000円 231,000円(46,200円)
人気部位セット(両ひじ下+両ひざ下+両脇) 38,000円 133,000円(26,600円)
VIOセット ※女性のみ 22,000円 88,000円(17,600円)
人気部位セット+VIO 54,000円 176,800円(35,360円)
四肢セット+VIO+ワキセット 84,150円 272,800円(54,560円)

メンズメニュー

部位 1回 5回コース(1回あたり)
ひげ脱毛(鼻下・あご・あご下) 22,000円 77,000円(15,400円)
ひげ脱毛(鼻下・あご・あご下・両頬・フェイスライン) 27,500円 110,000円(22,000円)
鼻下 8,800円 35,200円(7,040円)
あご 8,800円 35,200円(7,040円)
あご下 8,800円 35,200円(7,040円)
両頬・フェイスライン 8,800円 35,200円(7,040円)

※男性の四肢・体幹は女性と同じ料金です。  ※男性のVIO脱毛は行っておりません。

オプション

1回
単発照射 1照射 1,320円
剃毛 1か所 2,200円
キャンセル料 30,000円以下のメニュー 3,000円
キャンセル料 30,000円以上のメニュー 施術料金の10%

7.Q&A

Q.早く終わらせたいのですが、施術間隔を早める事は可能でしょうか。

A.施術間隔は毛周期に合わせて決められています。退行期や休止期の毛が成長期になる時期に次の照射を行いますので施術間隔は決められた期間を開ける必要があります。間隔は部位によりますが、1.5か月~2か月程度開けるほうが効率的です。

Q.エステ脱毛と医療脱毛では、どのくらい結果に差があるのでしょうか。

A.高い出力の機器で毛乳頭を破壊する行為は医療行為となりますので無資格者が行うエステ脱毛では医療脱毛と同じような『永久脱毛』はできません。

エステ脱毛で確かに毛が減ったと実感があるのは、毛根が軽い損傷をうけ、一時的に休止期に突入したり、正常に毛が作れなくなったりする現象のせいと考えられます。『永久脱毛』と異なる点は半年から1年ほど経つと自然治癒し戻ってしまいますから、一定期間を開けて生えてきたら再度脱毛に通う必要があります。

Q.永久脱毛=毛が一生生えてこないという事でしょうか。

A.実はレーザーでは『長期的な減毛』ができるとされており、『永久脱毛』という言葉は正式には避けられています。これは何らかの体質の変化なども考慮すると『永久』が確実に約束できるとは言い切れないためです。また、『脱毛』というと1本も毛が生えていないということを指しますが、これも確実に1本も生えていないかと言われるとなかなか約束しづらい点です。ですから永久脱毛とは『毛乳頭を破壊し理論上は生えない状態、また見た目では十分に毛が生えていない状態』とご理解ください。

Q.脱毛するならば、毛抜きをしない方が良いと聞きました。どのくらい前から毛抜きをしない方がよいのでしょうか。

A.毛抜きでムダ毛処理をしてしまった場合、個人差や部位により差がありますが基本的には生えそろうまで待つことになりますので最低でも1か月は開けてください。脱毛施術中は必ずシェーバーによる剃毛で処理してください。

これは毛が皮膚の中にない状態ではレーザーのターゲットとなるメラニンが無くなってしまうからです。同じ理由で毛のブリーチなども控えてください。

Q.脱毛の施術中・施術後にどのくらいの痛みがあるのでしょうか。

A.レーザーの痛みは輪ゴムではじかれる程度の痛みと言われます。

ただし毛の濃さ、部位によって痛みが異なります。一般的にひげやVIOなどは痛みが強いと言われます。またYAGレーザーはアレキサンドライトレーザーよりも痛みが強い傾向にあります。

痛みを和らげるために様々な方法があります。当院で用いているクラリティツインは細かく照射径を変えることができるため、効果を落とさず痛みを最小限に抑えた設定に調節することが可能です。またクラリティ独自の毛根をターゲットに絞ったレーザーで痛みを最小限にしており、さらにレーザーの強さが均一に出るフラットビームで重ね照射が必要なく照射数も少なく済みます。

照射中はエアー式冷却装置を用いており、冷却により痛みの軽減・術後の炎症を最小限に抑えます。

なお、ご希望の場合、麻酔を使用することもできますのでご相談ください(麻酔は別料金です)。

照射後の痛みはほとんど問題になることはありませんが、一時的な炎症でヒリヒリ感を感じる場合があります。

Q.脱毛後、気をつける事はありますか

A.肌質により赤みやかゆみ、ヒリヒリ感が遷延することがあります。一時的な炎症によるものです。ご自宅で保冷剤などで冷却すると落ち着く場合がございますのでお試しください。また、症状が強い場合はスタッフにお伝えください。適切な処置を行います。かゆみがある場合にひっかいたり刺激を加えますと、色素沈着を起こす場合がありますのでご注意ください。

脱毛期間中に日焼けをしますと、色素沈着の原因になるだけでなく次の照射が出来なくなる可能性もあります。必ず日焼け対策を行ってください。

レーザーにより皮膚に熱を加えておりますので、肌は普段よりも乾燥します。保湿などのスキンケアを行うようにしてください

文責:あつた皮ふ科クリニック院長 医師 日本皮膚科学会認定専門医 佐々木良輔

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正しい情報と確かな治療で、患者様の健やかなお肌を守るお手伝いができれば幸いです。
少しでも気になるところがあれば、ぜひ当院までご相談ください。