こんにちは～医師の佐々木侑里子です👩🏻‍⚕️

今回は美容皮膚科のお悩みNo１のシミ治療についてです！

『シミはあっという間に取れちゃうってSNSで見たよ☆簡単に取れるんでしょ？？』

と思う方もいるかもしれません…

 

私もよくSNSでシミとかたるみとか検索しているので、

顔中にたくさんかさぶたを作って１週間後にとれたよ～💛と言っている動画見たことあります。

いやもうほんとびっくりしちゃうくらいいとも簡単に取れたように見える😮😮

 

よくよく考えたらね、確かにそういう方もいらっしゃるんです。

でもきれいに消えた１～４週間後くらい・・じわじわとシミがぶり返してきたり～白抜けしたり～肝斑が悪化したり～いろんなトラブルが出るケースも😰

そんなトラブルも想定しつつ、一番キレイになるにはどうしたらいいのか！？というところを探して私たちは日々力を注いでいます✨✨

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さて、こちらにシミでお悩みの４人の患者様のお写真があります。

この４人はそれぞれ違う治療法できれいになりました。

あなたのシミはどの症例に近いでしょう？？

症例１の特徴【パラパラ型】

そこまで大きなシミはなく、ですが全体に散らばる細かいシミがあります。まだ若い方なので薄いほくろやそばかすも混在しているかもしれません。

症例２の特徴【孤島型】

全体の写真はないので不明ですが、明らかに大きく気になるシミがあります。ご本人もこの大きなシミだけがとにかく気になる、という様子でした。

症例３の特徴【肝斑】

一見シミある？？と言いたくなるきれいな方ですが、気になるのは頬骨の上にあるぼんやりとしたくすみです。これがいわゆる肝斑です。

症例４の特徴【MIX型】

大きなシミがまず気になるけど、細かいシミも全体に散らばる、、、このパターンが実は一番多いかもしれません。

 

しみの治療選択

 

	レーザー(Qスイッチルビー)	IPL（フォトフェイシャル）	トーニング	内服外用
特徴	メラニン（茶色）に反応する単一波長 色素を破壊するパワーが強力	メラニン・ヘモグロビン（赤）・水にバランス良く反応する多波長、シミ以外にも赤みやハリなど多岐にわたる効果で透明感のある肌に。 パワーとやさしさを兼ね備える	肝斑や炎症後色素沈着など、従来のシミ治療が禁忌とされたシミに。優しく刺激しないように、と考えられた治療	色素排出を促したり、色素を作る生体反応を阻害したり、お薬の力でシミを薄くする。他の治療と組み合わせやすいので、ほとんどの人にオススメ。
適応	日光黒子、あざ	そばかす　日光黒子	肝斑、炎症後色素沈着	ほとんどのシミ。細かい種類はまたの機会に☆
照射回数	１～２回（2回目は３か月以上空ける）	１か月間隔で５回～	２～４週間隔で５～10回	６カ月以上
禁忌	肝斑や炎症後色素沈着	重度の肝斑や炎症後色素沈着	なし	薬による
ダウンタイム	赤み、ヒリヒリ感、１週間のテープ保護、１～２週間痂疲形成	軽度発赤、稀に細かい痂疲が１週間程度	直後に軽度の赤み程度	なし
リスク	炎症後色素沈着や潜在性肝斑の出現	稀に炎症後色素沈着や肝斑の悪化	稀に症状の悪化	薬による 単独治療では効果が出づらい

 

この表を基に先ほどの患者様はどの治療できれいになったか、見てみましょう✨

症例１【パラパラ型】

顏全体に広がるシミ細かいシミはIPLがお得意。フォトフェイシャルとかフォトブライトなどの呼び名でもおなじみ。約月１回のペースで４か月後のお写真。細かいシミもくすみも一掃して、肌トーンがアップします。ついでに毛穴やハリにも効果を発揮してくれます👍ダウンタイムがない治療はありがたいですね！

症例２【孤島型】

ピンポイントではっきり、くっきりしたしみが気になる場合はシミ取りレーザーが手っ取り早い！なんといっても１～２回の施術で消えてしまうので、通院回数も少なく済みます。一時的に色素沈着などもありつつ、外用でケアをして半年後にはキレイに消えています。

症例３【肝斑型】

肝斑がお悩みのメインの場合は慎重に。内服・外用をベースにトーニングを１０回ほど行いました。消えにくい肝斑ですが、根気強く治療すれば徐々にくすみが取れて本来の明るい肌になっていきます。

症例４【MIX型】

MIX型なので治療もMIXが望ましい。

大きなくっきりしたところ➡レーザー

全体の細かい部分➡IPL

の組み合わせでここまでキレイになります✨✨

 

ここでよくある質問💡

Q.あまり通院することができません…１回でとれるレーザーで顔全体に広がるシミにも全部当ててもらえませんか？？

A.はい、できます！！

あつた皮ふ科美容皮膚科クリニックにはシミ取りレーザー打ち放題（顔のみ）というメニューがあります。

ただし、その場合事前にご理解いただくポイントがあります🙄

１）ダウンタイムがたいぶしんどい…😞

とにかくレーザー打った分だけカサブタ、ヒリヒリ出ます。一部なら大したことないヒリヒリも顔全体となるとかなり痛いです…カサブタは１週間程度大きいところは絆創膏保護が必要となります。

２）炎症後色素沈着どっかは出るよ😭

施術部位が少なければ炎症後色素沈着は出ないこともあるし、出ても数が少ないのでケアしやすい。

でも、数が増えれば増えるほど、どっかは多分色素沈着するし、たくさん出る可能性もあります。元のシミよりも濃く出ることも。けっこう気になりますのでご注意を！

３）色ムラができるかも😰

レーザー打ったところがキレイになると、打っていないところの色が逆に濃く見えてしまう現象が起こります。肌を均一に揃えたいならレーザーは不向きです。

４）そばかすはまた出ます🫣

そばかすはレーザーを打っても２～５年すると出てきます。繰り返し照射が必要になります。

５）肝斑悪化の恐怖😱

肝斑はレーザー禁忌、肝斑に照射はできません。そこを避けても肝斑を刺激してしまう可能性はあり、悪化する可能性があります。

 

打ち放題を希望される方はこれらの項目を理解いただいたうえで照射します✨

なかなかハードルが高いので、リスクを把握したうえでIPLとどちらがいいか選択するのが大事です👍

 

顔全体の打ち放題の症例

こちらの症例は初めてのシミ治療で取り放題希望でした。上記のリスクも納得のうえ、肝斑もなかったのでレーザーで。左が治療前、真ん中は１週間後、右は６か月後です。３か月くらいは色素沈着がありましたが、半年外用など頑張ったらほとんど消えてきれいになりました。でもその後やっぱり…とIPL治療を開始されました。

 

最後に

しみへのアプローチ方法わかりましたか？

実際にはさらに効果を上げるために他にも治療を組み合わせたりしますし、照射間隔も個人によって変えたりしています！！

一筋縄ではいかないシミ治療、今後もどんどん進化していくと思われるので、最新情報をキャッチしつつ、エビデンスの高い治療を提供していきたいと思っています😘

 

あつた皮ふ科美容皮膚科クリニックは保険診療・自費診療の両方を行っている名古屋市熱田区・中川区から通いやすい皮膚科クリニックです。

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