アトピー性皮膚炎の方にとってつらーい「かゆみ」

 

悪化の原因は①汗 ②乾燥 ③イライラ などですね(アトピー患者の院長もこれは日々実感しております)。

今回は、①汗 ②乾燥を一緒にコントロールしてくれる保湿剤の選び方についてお伝えしたいと思います!!!

アトピー性皮膚炎の治療について最新の情報はこちらをご覧ください。

 

目次

・保湿剤の大まかな分類

・ヘパリン類似物質(保湿剤)の適応

・ヘパリン類似物質を主成分とする保湿剤の種類

・ヒルドイド事件

・朗報!!皮膚疾患のない乾燥肌の方へ

保湿剤の大まかな分類

保湿剤は大きく分けて2種類あります。

①モイスチャライザー・・・水分を保持する作用をもつ成分 例:ヘパリン類似物質、10%尿素製剤

②エモリエント・・・皮膚から水分を蒸発させない油性の成分 例:ワセリン

この2種類はそれぞれのシーンで使い分けていきますが、保湿のメインとなるのはモイスチャライザーということになります。

エモリエントはどちらかというと、肌を保護するときに多用しますね!

 

 

ヘパリン類似物質の適応

ヒルドイドやその類似品の有効成分であるヘパリン類似物質には高い保湿効果があります。

 

アトピー性皮膚炎などの乾燥性湿疹を引き起こす疾患の場合はとても良い適応

 

また血行障害に基づく疾患にも効果があります。

 

最近の研究ではヒルドイドにはアトピー性皮膚炎における正常発汗を促す作用があることがわかりました。

代表はヒルドイドですが、他にもさまざまなヘパリン類似物質が出ています。幅広く選択肢があるのはありがたいですね!!

 

ヘパリン類似物質を主成分とする保湿剤の種類

2018年9月から、ヒルドイドフォームが販売開始しました。

これでヒルドイドは4つの形態となりました。使い心地や形態ごとの特徴をご紹介します。

ヘパリン類似物質外用泡状スプレー(ポーラファルマ)はどのヒルドイドの形態にも当てはまらないので今回はこちらも一緒にご紹介します。

ヒルドイドソフト軟膏

クリーム基剤で、油中水型(油脂の中に水の粒子を混濁させたもの)です。

他のものよりも保湿効果が持続しやすい

水で洗い流されにくい

刺激が少ない

おすすめの使用法

治療開始当初で湿疹・乾燥が重度の時

冬で乾燥が悪化している場合

乳幼児などもともと角層水分量が少ない患者様

他の種類では刺激を感じる場合

 

ヒルドイドクリーム

クリーム基剤で、水中油型(水の中に油脂の粒子を混濁させたもの)です。

軟膏とローションの間の位置づけ

軟膏よりも皮膚浸透性が高い

水で流されやすい

アトピー患者における発汗障害(汗をかきにくい症状)に効果が最も高い

おすすめの使用法

軟膏ではべたつき、ローションでは乾燥が改善されない時

アトピー性皮膚炎で発汗障害があると判断された場合

 

ヒルドイドローション

水に薬剤を混ぜたものでヒルドイドの場合は水中油型です。

さらっとした使い心地で、広範囲に広げるときにも簡単

べたつき感はあまりない

湿疹肌に皮膚透過性が高い

水で流されやすい

髪の毛の生えている部分にも塗布しやすい

おすすめの使用法

べたつきが苦手な方

夏で乾燥がそこまでひどくないとき

頭にも使用したい場合

広範囲に使用したいとき

 

ヘパリン類似物質外用泡状スプレー

形態は泡状だが、使用感はヒルドイドローションのほうが近い印象です。

べたつきもなく、泡なので広げやすい

おすすめの使用法

べたつきが苦手な方

新しい湿疹があまりないとき

夏で乾燥がそこまでひどくないとき

広範囲に使用したいとき

朝、時間がないとき

 

ヒルドイドフォーム

ローションよりもさらに水分が多くなっています。

べたつきもなく、塗り広げやすい

おすすめの使用法

べたつきがとにかく苦手

新しい湿疹があまりないとき

夏で大量に汗をかく時

広範囲に使用したいとき

朝、時間がないとき

ヒルドイド事件!?

SNSや雑誌などで美容目的でヒルドイドがもてはやされたことは記憶に新しいですね。

そして、今現在も少しですがこのような投稿を見ることがあり、鎮静は難しいようです。

 

 

何よりも残念なのは、本当にヒルドイドが必要な患者様に対する処方まで規制されてしまう可能性があることです。

 

わが子も今でこそ湿疹はありませんが、親のアトピー素因を引き継ぎ数年前までは湿疹がそこかしこにできており、ヒルドイドにお世話になりました。

ヒルドイドは本当に良いお薬なので、これまで通り必要な患者様が使用制限されるようなことがないように、適正な使用を心がけたいと思います。

 

朗報!!!皮膚疾患のない乾燥肌の方へ

お肌に乾燥は敵ですよね。

世の中にはたくさんの保湿剤がありすぎて何がいいかわからないときに、アトピーのお友達がヒルドイドを使用してしっとりしているのを目の当たりにしたら使いたくなるわ!!Σ(゚Д゚)

 

 

わかります

 

 

そんなあなたに、あつた皮ふ科クリニックでは、 DRXの保湿剤 DRXパーフェクトバリアシリーズをお勧めしています。

クリニック販売専用ブランドによるアトピー性皮膚炎の患者様にも使用できる刺激の少ない保湿剤です

 

ローションタイプで使い心地もいいですよ

もちろん、市販の保湿剤で効果が高いものがたくさんありますので、ご自身に合うものを見つけられるといいですね

 

詳しい使用方法やDRXの購入はあつた皮ふ科クリニックでご相談くださいm(__)m

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