前回は、クリニックでの治療をメインにご紹介しました。

ニキビについて最新の情報はこちらをご覧ください。

ニキビ治療は、ニキビが出来ている急性炎症期と、治療によってニキビは減少しているがまだ油断禁物な維持期があります。

急性炎症期はもちろん積極的な治療を行いますが、実は維持期も非常に大事!!(`・ω・´)

 

 

この時期に油断するとすぐに元の状態に戻ってしまいます。

一見赤みがない白ニキビでも皮膚の凸凹を残す原因になります。

ガイドラインでは急性炎症期の治療は3か月未満と明記されているため、それ以降は抗生剤などの使用は控え、ピーリングやイオン導入などでニキビの出来にくい肌を長期間かけて作っていきます。

 

そしてその一環となるのは生活習慣です!

 

ニキビは一般的に思われているほど生活習慣が関係しているわけではないようですが、悪化の原因となる習慣は改善しなくては、治療を終了することは難しいでしょう。

 

維持期を乗り越え、病院への通院がなくてもニキビが出来ない肌を手に入れるには、患者様自身の根気も必要ですね!

ニキビ肌のための生活指導

 

ここからはよくある生活習慣に関する質問に答えていきます!!

 

Q1.ニキビが出来ている肌に注意すべきことは何ですか?

ニキビが出来やすい方は頬杖の癖や顔を頻繁に触る癖がある人が多いのです。

 

手には細菌がたくさんついていますので不潔です。顔を触らないように注意しましょう。

 

また、髪の毛やマスクなどもできるだけ肌に接触しないようにするのも大切です。

Q2.ニキビのある肌にお化粧してもいいですか?

上と同じ理由でメイクにも注意が必要です。

ニキビの肌にファンデーションの厚塗りはお勧めできません。

 

ですが、実際はメイクせずに仕事に行くなんて無理!”(-“”-)”という方も多いでしょう。

 

そんなときおすすめなのが、ポイントメイクのみにしてみる、という手法です。

具体的には、アイメイクや口紅、眉毛、チークなどを丁寧にすることで、そちらに目が行くのでニキビが目立ちにくくなるというものです。

 

 

 

これだけでかなり印象が変わりますし、いかにもニキビを隠すために厚塗りをしています!というメイクより好印象だったりもします。

Q3.維持期のメイクで注意することはありますか?

メイクは普通にしてもよいでしょう。

 

また、ニキビはなくても赤みだけが残っている、という場合はファンデーションの前にコントロールカラーのグリーンイエローを使用すると厚塗りにならず赤みをカバーしてくれます。

メイクで使用するスポンジやパフはこまめに洗い、菌の繁殖を防ぐ手入れが必要です。

 

 

Q4.洗顔はどの程度の頻度でしたらいいでしょうか?

 

洗顔は1日2回が基本です。

 

もちろん、汗を大量にかいた場合は回数を増やしてもいいでしょう。

ただし頻回に洗顔をすることになった場合は、保湿剤などで保湿を忘れないようにしてください。

 

お化粧をした場合はクレンジング剤を使用してしっかりメイクを落としたほうがニキビにとっては良いでしょう。

Q5.化粧品は何を使用したらよいですか?

化粧品選びに悩んでいる場合は、まずはノンコメドジェニックテスト済みの化粧品を使用することをお勧めします。

 

ノンコメドジェニックテスト済み化粧品とはニキビ肌のために作られた化粧品で、各メーカーから出ていると思います。

 

 

ただし、だからと言ってニキビが出来ないわけではありません!!

お化粧品選びに時間を費やすよりも、お薬を毎日忘れず塗ることや、メイクの仕方に気を付けるほうが重要でしょう。

Q6.食事で気を付けておくことはありますか?

基本的には食べたことで原因になると言われているものはありませんので、バランスよく規則正しい食生活を心がけましょう。

 

チョコレートやピーナッツは良くないと昔から言われていますが、根拠はありません。

食べて悪化するようなものがあれば避ける、というようにしておけばよいでしょう。

 

その他にも睡眠不足やストレスで免疫力が低下するとニキビはできやすくなりますので、規則正しい生活を心がけるようにしてください。

Q7.市販のニキビケア用品、ピーリング成分配合のケア用品、などを使用してもいいですか?

 

使用する前に、本当に効果のある成分が入っているかどうかはご自身で見分ける必要があります。

 

 

ピーリング剤と言われている成分にもさまざまなものがありますし、ビタミンCはそのままでは肌に浸透しないので肌に浸透やすく改良してあるものでなければいけません。

 

これらのことを踏まえると、ある程度信頼できる説明を受けられるところでのご購入をお勧めします。

 

また、ピーリング剤に関しては刺激があるため、赤みやカサカサを引き起こすことがあります。初回は使用後副作用が出た場合に対処できるように準備しておきましょう。

お肌に合ったもので効果があるものであれば、長期使用していくことで、お薬を使わなくてもよい状態を保てることが期待できます。

 

 

Q7.おすすめのホームケア用品はありますか?

 

維持期から治療終了に向けて上手に自宅でできるケアに移行していけるといいですね(^^)/

 

当院では

 

❀自宅で簡単に使用できるピーリング剤としてDRX(医療機関専用化粧品ブランド)から出ているAZAクリーム(アゼライン酸)

❀石鹸にピーリング成分が含まれるスキンピールバー

❀ニキビや脂性肌に効果があるビタミンC誘導体配合のMoistureVCローション(2018年9月から発売開始。あつた皮ふ科クリニックオリジナル化粧品です!!)

 

を取り扱っております!!

 

これらの化粧品はクリニックでの治療の延長で使用していただけます。

 

強さの選択などもアドバイスいたしますのでお任せください。

また、万が一副作用が出た場合なども迅速に対応しますのでご安心ください。

このほかにも、ニキビに関する質問や市販薬の相談などお受けします!!

お気軽にご相談ください。

 

最後に…

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