AGA・FAGA・薄毛治療について

髪の悩み、医師に相談してみませんか?
男性も女性も、薄毛治療は早めがカギ
薄毛は、男性だけでなく女性にも起こりうる身近な悩みです。
男性に多く見られる「AGA(男性型脱毛症)」は、主におでこや頭頂部から進行するのが特徴で、
女性に見られる「FAGA(女性型脱毛症)」は、頭頂部を中心に全体的に髪のボリュームが減っていく傾向があります。
当院では、それぞれの症状に合わせた医学的根拠に基づく治療法をご提案し、
安心して治療を続けていただけるよう丁寧なサポートを行っています。

男性型脱毛症の特徴
男性型脱毛症(AGA)の原因には男性ホルモンが関係しています。男性ホルモンは、筋肉をつける、体毛を濃くする、といった作用を持っていますが、なかでも頭頂部や前頭部の毛包に対して、毛母細胞の増加を抑制する働きをします。ただし、すべての人が男性型脱毛症になるわけではなく、遺伝的な要因が大きく関係しているようです。日本人では男性の3人に1人が男性型脱毛症といわれており、早い人では20代後半から発症し、加齢にともない発症頻度は増加します。

女性型脱毛症の特徴
女性型脱毛症(FAGA)は、女性ホルモンの低下やホルモンバランスの乱れが関係していると考えられています。 女性ホルモンには、髪の成長を促進する作用があり、これが年齢とともに減少することで、毛髪が細くなったり、全体的にボリュームが減ったりする傾向が見られます。特に、頭頂部から分け目にかけての髪の密度が徐々に低下するのが特徴です。 日本人女性では40代以降から増加しはじめ、50~60代で発症率が高くなるといわれています。 男性の脱毛と異なり、生え際の後退はあまり目立たず、びまん性(全体的)に薄くなるのが特徴です。
脱毛とヘアサイクルの関係
ヘアサイクル(毛周期)とは
毛周期とは、髪が生えて抜け落ち、再び生えてくる周期のことです。毛周期は、毛1本ずつ異なります。ヘアサイクルは、男性が3~5年、女性が4~6年が1サイクルといわれています。

内服・外用治療
内服薬 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
ヴェラルティス1mg | ||
ヴェラルティス2.5㎎ | ||
ザガーロ | ||
デュタステリド | ||
フィナステリド | ||
スピロノラクトン |
外用薬 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
ヴェラルティス2% | ||
ヴェラルティス5% | ||
ヴェラルティス15% |
よくある質問
どのくらい治療を続けたら効果が実感できますか?
AGA・FAGA治療は効果が出始めるまでに3~6ヶ月ほどかかり、年齢や進行具合によって個人差があります。
治療を開始してから抜け毛が悪化することはある?
一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こることがあります。 AGAやFAGAの治療を始めた初期段階では、古く弱った毛が抜け、新しい毛が生え変わる過程で、一時的に抜け毛が増える現象(初期脱毛)が見られることがあります。 これは治療が効き始めているサインともいえ、多くの場合、時間経過と共に落ち着いてきます。 この時期に不安を感じる方もいらっしゃいますが、継続して治療を行うことで徐々に太く健康な毛が育ってくるため、治療を中断せずに経過を見守ることが大切です。ご不安な点がある場合は、いつでも医師にご相談ください。
髪の毛が生えてきたら治療をやめても良いですか?
AGAやFAGAは進行性の疾患のため、治療を止めるとまた薄毛が進行してしまいます。発毛を維持するために、継続して治療を続けていくことがおすすめです。
治療中に他の薬と一緒に服用しても大丈夫ですか?
かぜ薬や胃薬などの一般的に処方される薬は併用しても問題ありませんが、抗真菌薬など一部特殊な薬は注意が必要な場合がありますので診察時にご相談ください。
監修医情報

理事長・院長 佐々木良輔
略歴
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2006年
浜松医科大学 卒業
徳州会病院で救急・総合診療研修 -
2008年~2010年
藤田保健衛生大学皮膚科学 助教
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2010年~2011年
大同病院皮膚科 勤務
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2011年~2013年
藤田保健衛生大学皮膚科学 助教
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2013年~2015年
刈谷豊田総合病院 皮膚科 勤務
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2015年~
藤田保健衛生大学皮膚科学 客員助教
あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック(旧:あつた皮ふ科クリニック)院長
資格・所属学会
- (一社)日本専門医機構認定皮膚科専門医
- 日本皮膚科学会 中部支部代議員(2016年~2023年)
- 日本皮膚科学会 東海地方会評議員(2016年~2022年)
- 藤田医科大学皮膚科学 客員助教