イボは、ウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス:HPV)が感染してできる皮膚や粘膜の病気です。人から人に、自分の皮膚から別の場所にうつります。このウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)はこれまで200種類以上の型が見つかっており、イボの形や性質、できる場所によって異なります。そしてイボの種類によって治療法が異なります。
足の裏にできたイボは、皮膚の中にめり込んでいることが多く、「ウオノメ」と間違われることも少なくありません。皮膚の深いところにイボのウイルスが入り込んでいるので、治りにくいケースが多いです。
手や足の指にできるイボは、老人性のイボとは異なり、表面がザラザラで粗い突起状をしているものがあります。イボの表面に黒い点がみえることがありますが、これはウイルスによって中から出てきた血管で、この状態で表面を削ると血が出やすくなります。
顔にできるイボは小さなシミと間違えることもあり、自覚症状が少ないです。