はじめに
皮膚科専門医として、今まで数千例のシミを診察してきましたが、一見単純そうに見える老人性色素班でも、実際は様々な種類のシミが混ざり合っているそんな症例が多いことを実感しています。
今回は、さまざまなタイプのシミがあるという前提を置いて、どのような治療が今一番ベストだと考えているのか、比較しながら解説します。
まずは、そもそもシミの種類って何?という方は、当院のシミ全般についての解説記事をご覧下さい
名古屋でシミ取りならあつた皮膚科
主なシミ治療の比較
当院は現在市場で出ているほとんどの治療機器を網羅しています。当院の考えるそれぞれの治療選択肢を比較すると、以下の通りです。
| 方法 | 主な適応 | 回数・ダウンタイムの目安 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| Qスイッチレーザー | 老人性色素斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス) |
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肝斑が疑われる部位には、照射できない |
| IPL (BBL・ノーリス) |
老人性色素斑、そばかす |
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| クラリティフェイシャル | 色素沈着を伴う老人性色素斑・そばかす、くすみが中心の方 |
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| シルファーム | 肝斑、くすみ |
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肝斑治療の選択肢の中では効果と悪化リスクのバランスを取りやすい一方、費用は比較的高くなります。 |
| レーザートーニング | 肝斑、くすみ |
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| メソナJ | 肝斑、くすみ、肌の赤み、乾燥・肌荒れ |
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濃い老人性色素斑やADMを単独で除去するための治療ではありません。 |
| 外用・内服 | 肝斑、炎症後色素沈着、施術前後の補助、再発予防 | 数か月単位で継続し、服用・使用中に効果が持続します。 | 既往歴、体質、妊娠・授乳の有無などにより使用できない薬剤があります。 |
※適応、必要な回数、経過、ダウンタイムには個人差があります。診察でシミの種類と肌状態を確認したうえで治療方針を決定します。
まずは、適応の欄をご覧いただきたいですが、シミには種類によって有効なものが異なります。そのため、診断を受けた上で適切な治療を選ぶ必要があります。
ただ、肝斑がある場合、シルファーム以上の攻めの治療を行うと悪化するため、シルファームかレーザートーニング(場合によって外用・内服を併用する場合もあります。)が第一選択です。
肝斑が無い方に関しては、費用や治療とダウンタイムのバランスを見て治療方法を決めていきます。
ご自身の中で治療の優先順位を決める
その上で、患者さんの中で決めておいていただきたいのが、治療の優先順位です。参考までに、当院でよくある優先順位を記載します。
ダウンタイムは気にしないので、効果・速さを優先したい
最近多いタイプです。全国的に“シミ取り放題“と称して、高出力のシミ取りレーザーを全顔に照射するような治療を優先したい方が増えている印象です。
シミ取りレーザーはほぼ1回で治療が終了しますが、必ずテープを貼る必要があることと、半数程度の方に炎症性色素沈着がおきます。
また、ピンポイントで気になるところだけ照射する方も多いですが、レーザーを当てた部分のみ色調変化しますので、全体のバランスとしてはやや不満が残る方も多いですが、
気になる部分への効果と、費用のバランスは良いと思います。
治療結果を最優先したい
基本的に当院は、治療結果を最優先した提案を行います。治療結果と言っても、いろんな捉え方がありますが、当院では以下のような基準を設けています。
- 顔全体のメラニンを除去でき、顔のトーン全体がきれいになっていること
- 可能な限り、リスクと治療効果のバランスを取り、副作用が悪目立ちしないこと
- シミを取った後も、効果が持続すること
そのため、顔全体でできる治療を使用した後に、ピンポイントで残った部分を高出力のレーザーで治療し、アフターケアとして生活上の注意点やメンテナンス方法の指示をしています。
ただ、本当にピンポイントなシミしかない方はスポットでの治療をおすすめすることもあります。
ダウンタイムの少なさを優先したい
仕事や予定の都合でダウンタイムを許容できない方には、IPL、クラリティフェイシャル、レーザートーニング、メソナJなど、日常生活への影響が比較的少ない治療を中心に検討します。一般に、ダウンタイムが少ない治療は効果がマイルドで、複数回の施術が必要になる傾向があります。
肝斑がある方など特定の治療しかできないパターン
肝斑がある方は、状態によりますが、基本的にはシルファームかレーザートーニングを始めに行い、肝斑が落ち着いてきた段階で攻めの治療を行います。 または、肝斑を避けて、気になる部分だけレーザーを照射することもあります。
当院でよくあるシミ治療のパターン
この様に、自由診療なので、当院としてもちろんベストと考える選択肢は選択しますが、患者さん自身が何を優先するか?をまず決めておいていただき、具体的な治療方針について、医師・カウンセラーとご相談ください。
参考までに、当院でよくある治療パターンについて、ご紹介します。
肝斑がある方
- シルファーム+内服
- レーザートーニング+内服
肝斑がある方は、治療選択肢が限られます。高出力のレーザーを当てると、肝斑が悪化するためシルファームまたは、レーザートーニングのみです。
当院でもいろいろな肝斑の患者様を治療してきましたが、シルファームの方が安定して肝斑を薄くする効果が高いと判断しています。そのため、一番シルファームがおすすめですが、費用が高いため、費用感と相談です。
ただし、レーザートーニングが比較的安価でも2クール以上になってしまうと、費用と時間は相当かかりますので、そういった意味でも初めからシルファームをおすすめしています。
肝斑がない方
- IPL(BBL・ノーリス)→必要に応じてQスイッチレーザー
- クラリティフェイシャル→必要に応じてQスイッチレーザー
シミの原因はメラニンであること、また目には見えなくともシミ予備軍はたくさんある方が多いため、顔全体のトーンバランスを整え、後からシミが出てこなくする顔の全体治療が有効です。
クラリティフェイシャルとIPLの違いは、くすみが中心の方や男性など肌の色素が濃い方はクラリティフェイシャルを選択することが多いです。詳しくは各治療方法のぺージをご参照ください
シミ改善カウンセリングのご案内
皮膚科専門医がシミの種類・現在の肌の状態を診断した上で、患者様一人ひとりのお悩みをお伺いした上で、オーダーメイドの治療プランを作成します。
料金は無料です。※シミ以外の病気など保険適応の場合は、保険割合に応じた費用が発生します。
まずはお気軽にご相談ください
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