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愛知県名古屋市中川区中野本町2丁目44番地

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粉瘤(アテローム)

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粉瘤とは

粉瘤でお悩みの方は
当院で適切な治療をご提案いたします

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下にできる良性腫瘍の一種で、「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や「アテローム」とも呼ばれます。皮膚の一部が袋状になり、その中に角質が溜まることでふくらんで「しこり」をつくります。
顔や首、耳たぶ、背中、わきの下、お尻、鼠径部(デリケートゾーン)、腕、足、お腹など、皮膚がある場所ならどこにでもできる可能性があります。良性のできものですが、時間とともに大きくなることがあり、刺激で破れると独特のにおいを発することがあります。また、炎症を起こすと赤みや腫れ、強い痛みを伴うこともあります。
治療には、炎症が軽い場合は抗生物質を使用しますが、根本的に治すには手術で嚢腫を取り除く必要があります。 名古屋市で繰り返す粉瘤でお悩みの方は、一度当院までご相談ください。

このようなお悩みが
ある方はご相談ください
このような場合はご相談ください

  • おできができた
  • 背中のできもの
  • 脇のできもの
  • 皮膚にできた腫瘍
  • しこりのあるできもの
  • 腫れて痛いしこり

粉瘤ができる原因

粉瘤ができる明確な原因はまだ解明されていません。毛穴のつまりが関係している可能性が指摘されていますが、確定的な要因は分かっていません。
また、脇の下やデリケートゾーンにもできることがあるため、脱毛が原因ではないかと考えられることがありますが、医学的な根拠はありません。同様に、皮脂や角質が溜まり悪臭を放つことから「不潔にしているとできる」と思われがちですが、清潔にしていても粉瘤は発生するため、直接的な因果関係はないとされています。

粉瘤の種類

非炎症性粉瘤

非炎症性粉瘤とは、赤みや痛みを伴わず、皮膚の下にしこりのようにできる粉瘤のことです。触るとコロコロと動くことが多く、中心に小さな開口部が見られることがあります。基本的に症状はなく、時間とともにゆっくりと大きくなることが特徴です。自覚症状がないため放置されがちですが、刺激や細菌感染をきっかけに炎症を起こすことがあり、その場合は赤く腫れ、痛みを伴う炎症性粉瘤へと進行することがあります。

炎症性粉瘤

もともと存在していた粉瘤に炎症が起こっている状態です。
炎症があると、赤み、痛み、腫れを伴います。 炎症が進むとドロドロとした膿を持ちます。また、粉瘤の周りにできる壁は炎症がある状態では、確認できません。 炎症が落ち着くと、炎症性粉瘤は1か月ほど経過して、普通の粉瘤へと変化していきます。 炎症がない粉瘤の場合、これらの症状はなく内容物も比較的固形に近いもので皮脂や角質となります。
炎症がある状態で、粉瘤と取り切ることは困難です。 なぜなら、粉瘤と周囲の組織との壁がなく、どこまでが粉瘤なのかわからない状態にあるからです。 炎症性粉瘤に関してはその炎症をおさめる治療に専念します。
具体的には『抗生剤で細菌をやっつける』『感染のもととなる膿を切開して出す』といった治療となります。 粉瘤自体を取ってしまいたい場合は、炎症が落ち着いて粉瘤の壁が出来るまで待ちます。 一度炎症を起こすと壁と周囲の組織がくっついてしまうため、『くりぬき法』という小さな穴をあけてそこから腫瘍を取り出す方法は困難となります。 この場合は、図のような木の葉状に腫瘍を切り取る方法で手術を行います。

当院の粉瘤治療方法

炎症性粉瘤

抗生剤の内服

粉瘤の炎症は細菌感染が原因である可能性は低く、抗生物質による治療効果は限定的です。粉瘤内には血管がないため、炎症部分に十分に薬が届きにくく、大きな粉瘤には効果が薄いことが多いです。しかし、感染の予防や炎症の拡大防止のため、抗生物質は必要です。

皮膚切開排膿処置

膿が溜まり腫れがひどくなった場合に行う治療法です。この処置は、膿を排出させることで痛みや腫れを軽減し、感染の拡大を防ぐことを目的としています。 治療は通常、局所麻酔を使用して行われ、切開部から膿をしっかりと排出させます。膿が完全に排出された後、傷口が開いたままで自然に治癒することが多いですが、場合によってはドレーンを挿入して排膿を促進することがあります。切開後は傷口を清潔に保ち、感染を防ぐために抗生物質の使用が推奨されることがあります。 ただし、この処置は粉瘤の根本的な治療にはなりません。粉瘤内の袋(嚢腫)を取り除くには、後日手術での摘出が必要です。

非炎症性粉瘤

くり抜き手術

炎症がない状態で粉瘤ができている場合に行われます。この手術では、まず局所麻酔を使用して、粉瘤の周囲の皮膚を麻痺させます。その後、粉瘤の開口部を4㎜ほどの円筒状のメスで切開し、嚢腫ごと取り出します。取り残しがないように、粉瘤の袋全体をくりぬくことが重要です。 この手術の目的は、粉瘤を完全に摘出し、再発を防ぐことです。術後は傷を清潔に保つことが重要で、術後の経過は良好であることが多く、炎症を伴わないため回復も早いことが特徴です。ただし、まれに感染や出血などの合併症が起こることがありますので、適切なアフターケアが必要です。

当院のくり抜き手術

1 診察・診断
医師が診察を行い、粉瘤かどうかを確認したうえで診断いたします。摘除をご希望の場合は、同意書をご確認いただきながら、手術の内容についてご説明いたします。
2 採血検査
くり抜き手術を行う前には、事前に採血を行うことが必要です。採血の目的は、手術中および手術後における患者様の健康状態を確認し、安全に手術を進めるためです。
3 手術日の決定
ご予約制となっております。平日11時45分の枠で、ご都合に合わせてご予約いただけます。
※現在、手術は4ヶ月待ちとなります。
4 手術当日
当日は、先にお支払いを済ませていただいた後、手術となります。

よくあるご質問

Q

粉瘤は自然に治りますか?

A

粉瘤は基本的には自然に治ることはありません。
一時的に小さくなることもありますが、手術で袋(嚢腫)を完全に取り除かない限り、再発したり炎症を繰り返すことがあります。

Q

粉瘤を潰しても大丈夫ですか?

A

粉瘤は自分で潰さないようにしましょう。
ニキビのように膿を押し出そうとすると、炎症が悪化し、痛みや感染を引き起こすことがあります。また、膿がたまっているように見えても、実際には内容物が排出されにくいこともあります。自己判断せず、気になる場合は医療機関を受診することをおすすめします。

Q

粉瘤を放置しても問題ないですか?

A

非炎症性の粉瘤であれば、放置してもすぐに問題が生じることはありません。
しかし、自然に大きくなることがあるほか、触ったり、摩擦が加わることで炎症を引き起こし、痛みや腫れが繰り返し生じる場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

Q

粉瘤の手術は保険適応ですか?

A

粉瘤の手術は保険適用で受けることができます。
費用は粉瘤の大きさや部位、保険の負担割合によって異なりますので、詳しくは診察時にご確認ください。

Q

粉瘤が再発することはありますか?

A

手術で袋を完全に取り除けば、基本的に同じ粉瘤が再発することはありません。
しかし、同じ部位に新たな粉瘤ができることはあります。 また、内服薬で炎症が落ち着き一時的に小さくなった場合でも、袋が残っていると再び大きくなることがあります。

Q

炎症性粉瘤は当日切開は可能ですか?

A

可能ではございますが、準備にお時間をいただくことや、診療状況によってはお待たせする場合がございます。

監修医情報

医師
野田 慧
KEI NODA

略歴

  1. 2013年

    横浜市立大学医学部医学科 卒業

  2. 2013年

    横須賀共済病院 勤務

  3. 2015年

    藤田医科大学病院 形成外科 助手

  4. 2016年

    知多小嶋記念病院 外科 勤務

  5. 2017年

    豊川市民病院 形成外科 勤務

  6. 2018年

    藤田医科大学病院 形成外科 助教

  7. 2020年

    豊川市民病院 形成外科 副部長

  8. 2022年

    市立伊勢総合病院 形成外科 部長

  9. 2023年

    一宮西病院 形成外科 部長

  10. 2023年

    あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック 勤務(非常勤)

  11. 2026年

    あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック 勤務(常勤)

資格

  • (一社)日本専門医機構認定形成外科学専門医