〒454-0047
愛知県名古屋市中川区中野本町2丁目44番地

月曜~土曜日まで毎日診療しています
※木曜日は保険診療のみ
※日祝日、年末年始除

【形成外科】
眼瞼下垂

眼瞼下垂のご相談をご希望の方は、
下記日程の「午後」に「一般皮膚科診療」へ
お越しください。
対象日:2026年1月5日、1月26日、2月9日、3月9日、3月23日(いずれも月曜午後)
※上記以外の日程は担当医が不在のため、眼瞼下垂のご相談をお受けできかねます。

眼瞼下垂でお悩みの方
当院で適切な治療をご提案いたします

「最近、まぶたが重くて開けづらい」「視界が狭くなった気がする」「夕方になると頭痛や肩こりがひどい」──こんな症状に心当たりはありませんか? これらは眼瞼下垂の症状かもしれません。
眼瞼下垂は、見た目の変化だけでなく、視界の狭まりや全身の不調につながることがあります。気づかないうちにゆっくりと症状が進行するため、早めに適切な診断と治療を受けることで、日常生活の質が向上する可能性があります。
名古屋市で眼瞼下垂でお悩みの方は、一度当院までご相談ください。

TROUBLE お困りの症状は 保険適用で治療可能な眼瞼下垂かもしれません。

  • まぶたが下がって見えにくい
  • 夕方になると頭や首が痛くなる
  • 上の方が見えにくい
  • まぶたが重い感じがする
  • ふと気づくと眉毛が上がっている

眼瞼下垂とは?

眼瞼下垂は、上まぶたが下がって目が開けにくくなる状態で、視界が狭くなったり、まぶたが重く感じたりすることがあります。特に上の方が見えづらく、無意識におでこの筋肉や首に力が入ることで、額のシワ・頭痛・肩こり・眼精疲労を引き起こすこともあります。
主に、まぶたを持ち上げる筋肉やその付着部である腱膜のゆるみや損傷が関係しており、加齢に伴って生じることが多いですが、コンタクトレンズの長期使用やまぶたをこする習慣が影響する場合もあります。生まれつきまぶたが下がっている「先天性眼瞼下垂」もあります。
見た目は似ていても筋肉や腱に異常がない「偽眼瞼下垂」や、重症筋無力症のような全身の病気が背景にあるケースもあるため、正確な診断が重要です。

眼瞼下垂の原因は?

眼瞼下垂の原因は、大きく分けて次の3つに分類されます。
1つ目は、生まれつきまぶたを上げる筋肉の力が弱い先天性眼瞼下垂、2つ目は、加齢などによって起こる後天性眼瞼下垂、3つ目は、筋肉や腱に異常がみられないにもかかわらず、まぶたが下がって見える偽眼瞼下垂です。

生まれつきの先天性のもの

【生まれつき筋肉の力が弱い(先天性眼瞼下垂)】
先天性眼瞼下垂は、生まれつき上まぶたが上がりにくい状態で、約80%は片側にみられます。
まぶたを上げる筋肉や、それを動かす神経の働きが弱く、あごを上げて物を見る姿勢になることが多くあります。通常、眼球の動きや他の異常は伴いませんが、視界が狭くなることで目に入る光が減り、視力の発達に影響を与えることがあります。特に片側の下垂が強い場合は、弱視のリスクがあり、経過観察や必要に応じて乳児期の手術が検討されます。一方で、視機能が保たれている場合は、急いで手術を行わず、慎重に経過を見ていくこともあります。(前頭筋吊り上げ術)

加齢などによる後天性のもの

【目を開ける筋肉の膜の問題(腱膜性眼瞼下垂)】
腱膜性眼瞼下垂は、まぶたを上げる筋肉(上眼瞼挙筋)の力は保たれているものの、その力がまぶたにうまく伝わらない状態です。
これは、筋肉とまぶたをつなぐ挙筋腱膜が加齢や摩擦、刺激などの影響で伸びたり、腱板から外れたり、眼窩脂肪と癒着したりすることで起こります。後天性眼瞼下垂の中で最も多くみられるタイプで、特に60歳以上の方に多い傾向がありますが、40~50代でも目をこする癖がある方や、若い世代でもハードコンタクトレンズを長期間使用している場合は注意が必要です。以前は「老人性眼瞼下垂」とも呼ばれていました。(眼瞼挙筋前転法)

【その他の疾患によるもの】
・重症筋無力症:神経と筋肉の伝達がうまくいかなくなり、まぶたが下がる・手足に力が入らないなどの症状が現れる自己免疫疾患。
・顔面神経麻痺:目を開ける力は保たれているが、おでこを上げる力や目を閉じる力が弱くなることで、皮膚や皮下組織が垂れ下がってくることがある。
・動眼神経麻痺:脳梗塞や脳動脈瘤、神経の虚血などの影響で、目を開ける筋肉を支配する動眼神経が麻痺した状態。

筋肉や腱は正常な偽眼瞼下垂

【皮膚のたるみ問題(偽眼瞼下垂)】
偽眼瞼下垂とは、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)や腱には異常がないにもかかわらず、まぶたが下がって見えたり、目が開けづらく感じる状態を指します。
主な原因は、加齢や生活習慣によるまぶたの皮膚や脂肪のたるみ、眼球の奥まり(眼球陥凹)などです。見た目や症状が眼瞼下垂と似ているため「偽」と呼ばれますが、実際には筋肉の機能は保たれています。
治療は原因に応じて、たるんだ皮膚を除去する手術などが行われることがあります。 (余剰皮膚切除術)

眼瞼下垂を放置するとどうなる?

眼瞼下垂を放置すると、視界の狭まりや慢性的な目の疲れ、頭痛や肩こりが悪化する可能性があります。また、おでこの筋肉を過剰に使うことで、おでこのシワが深くなり老けた印象を与えることもあります。症状が気になる場合は、早めに専門医へ相談することをおすすめします。

気づかないうちに
徐々に悪化

眼瞼下垂はゆっくりと進行するため、自覚しづらいことが特徴です。
気がついたときには視界が狭くなり、日常生活に影響を及ぼしていることもあります。

頭痛・肩こり・慢性的な疲労

視界を確保しようと、無意識におでこや首の筋肉を使うことで、慢性的な頭痛や肩こり、疲労感が生じることがあります。

事故やケガに
つながりやすい

視野が狭くなることで、段差につまずいたり、車の運転中に左右の確認がしづらくなったりするリスクが高まります。

免許の更新に
影響する可能性

十分な視界が確保できない場合、運転免許の更新時に行われる視力検査に影響し、更新が困難になることがあります。

眼瞼下垂の診断方法

眼瞼下垂の診断は、問診や視診を中心に行われ、必要に応じて各種検査が実施されます。
これらの診察によって眼瞼下垂の原因と程度を判断し、手術の適応を決定します。
また、診察の結果、重症筋無力症などの脳・神経疾患による眼瞼下垂が疑われる場合は、専門の診療科に精査を依頼することになります。

1 問診
患者さまの症状や生活習慣について、詳しく聞き取りをおこないます。
☑ いつからまぶたが下がりはじめたか
☑ 緑内障・白内障の治療歴はないか
☑ どのくらい困っているのか
☑ 視界が狭い以外に症状はないか
☑ 一日の中で見え方に大きな差はないか
☑ ハードコンタクトレンズ使用歴の有無
☑ 目をこする癖はないか
☑ ドライアイの有無
☑ ボトックス施術歴の有無 など
2 視診
実際にまぶたの状態を観察し、次のポイントを確認します。
・左右のまぶたの開き具合の差
・まぶたの下がり具合(MRD-1)
 → 正面を見た状態で、瞳孔の中心からまぶたの縁までの距離(MRD値)を測定
・眉毛を上げて目を開けているか(代償期)※隠れ眼瞼下垂の有無を確認
3 触診
眼瞼挙筋機能検査
まぶたを持ち上げる力(眼瞼挙筋機能)を測定し、筋肉の動きを評価します。眉毛の上をおさえ、おでこの力を使わない状態で、最も下を見たときと最も上を見たときのまぶたの縁の移動距離を確認します。(12‐15㎜が正常)

皮膚のたるみの測定
眼瞼挙筋が正常に機能しているか、皮膚のたるみが原因かを確認します。

MRDとは

MRD(Margin Reflex Distance;瞼縁角膜反射間距離)とは、瞳孔の中心からまぶたの縁までの距離のことで、まぶたの開き具合を数値化するために用いられる指標です。


MRD-1(上眼瞼の位置)
MRD-1とは、瞳孔の中心から上まぶたの縁までの距離を測定したものです。MRD-1が低いほど視界が狭くなり、目を大きく開けようとすることで、おでこのシワや頭痛・肩こりの原因になることがあります。

MRD-2(下眼瞼の位置)
MRD-2とは、瞳孔の中心から下まぶたの縁までの距離を測定したものです。MRD-2は主に下眼瞼の異常(外反・内反など)の評価に使用されますが、眼瞼下垂と関連して測定されることもあります。

MRDの測定は、眼瞼下垂の重症度を客観的に評価するために欠かせない検査です。治療方針を決定する上でも重要な指標となるため、診察時には必ず確認されます。

眼瞼下垂の治療方法


眼瞼挙筋前転法余剰皮膚切除術を行う際は、まぶたに注射をする局所麻酔(いわゆる部分麻酔)を用い、左右同時に行うのが一般的です。手術時間は両目で1時間から1時間半程度で、術後1週間で抜糸を行います。

術後の強い腫れは1週間程度で落ち着きますが、腫れぼったさが完全に引くまでには3か月以上かかることが多く、完成までには3か月から半年程度の経過を要します。

眼瞼挙筋前転法がんけんきょきんぜんてんほう

目を開ける筋肉の膜(挙筋腱膜)の問題に対しては、主に眼瞼挙筋前転法を行います。 この手術では、伸びたり外れたりしてしまった腱膜を適切な位置まで引き出し、腱板に糸で固定します。また、皮膚のたるみを伴っていることが多いため、まぶたの皮膚の切開も併せて行います。

腱膜が正しい位置に固定されることで、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)の力がまぶたの先端までしっかりと伝わり、目が自然に開くようになります。

余剰皮膚切除術よじょうひふせつじょじゅつ

皮膚のたるみのみが原因の場合には、余剰皮膚切除術を行います。 これは余分な皮膚を取り除く手術で、まぶたの皮膚を切開する方法と、眉毛の下の皮膚を切開する方法があります。

前頭筋吊り上げ術ぜんとうきんつりあげじゅつ

生まれつき目の開きが弱い方や、加齢・病気・外傷などの影響で目を開ける筋肉が弱ってしまった方には、前頭筋吊り上げ術を行います。 この術式では、まぶたとおでこの筋肉(前頭筋)を連結し、おでこの力を利用してまぶたを引き上げられるようにすることで、目を開けやすくします。

その他治療について

顔面神経麻痺など、ほかの疾患にともなう眼瞼下垂については、症状の原因や現れ方によって治療方法が異なります。 症状の種類が多岐にわたるため、具体的な治療法については、診察時に医師へご相談ください。

手術の注意点・リスク・副作用

内出血や腫れ

術後は、まぶたに内出血や腫れが生じることがあります。腫れは術後2~3日がピークとなり、その後は徐々に引いていきます。 2週間ほどで約7割が落ち着きますが、完全に引くまでには3~6か月ほどかかることもあります。

感染

ごくまれに、傷口に細菌が入り感染を起こすことがあります。術後は患部を清潔に保ち、医師の指示に従って処方された薬を適切に使用してください。

糸が外れる・ゆるむ

縫合糸が外れたり位置がずれることで、左右差や開きの調整が必要になる場合があります。特に、目元を触る・擦る癖があると、糸に負荷がかかり、緩んだり外れたりすることがあるため注意が必要です。

ドライアイの悪化

手術によってまぶたがしっかり開くようになることで、目の表面が乾燥しやすくなり、ドライアイの症状が現れることがあります。 術前からドライアイのある方は、症状が一時的に悪化する場合もあります。

乱視の度数が変わる

まぶたの形が変わることで眼球への圧が変化し、乱視の度数が変わることがあります。

むくみの悪化

術後にまぶたのむくみが生じることがあります。多くの場合は時間の経過とともに軽減していきますが、まれに術前の状態まで完全には戻らず、術前よりもむくんで見える印象が残ることがあります。体質や年齢、皮膚の厚みなどによって経過には個人差があるため、経過観察が必要です。

手術の流れ

1 手術前問診
施術前には、患者さんの肌状態やお悩みの箇所を確認し、治療に対するご要望などをお伺いするために問診を行います。
2 手術
患部は手術で摘除します。手術は平日のみ実施しており、完全予約制となります。
3 アフターケア
ダウンタイムや施術後の注意点、ケア方法などについて丁寧にご説明いたします。

よくあるご質問

Q

眼瞼下垂の手術は保険適応ですか?

A

当院では、MRDが2mm以下の方を保険適応の目安としておりますが、医師の判断により、MRDが2mmを超える場合でも保険適応となることがあります。

Q

手術中に声が聞こえるのが怖いので、全身麻酔で手術できませんか?

A

当院では、全身麻酔での手術は行っておりません。術中は、目の開き具合を調整するために、目を開けたり閉じたりしていただきます。そのため、局所麻酔の方がご本人の感覚に合わせた調整が可能で、より満足のいく結果が得られると考えています。

Q

いかにも手術をしましたというまぶたになりたくない・・・

A

二重の食い込み具合はある程度調整が可能です。ぱっちりとした仕上がりを希望されない場合は、ご希望に応じて二重幅を調整し、縫合いたします。

Q

白内障手術やレーシック手術の予定があるのですが、眼瞼手術とどちらを先に行ったほうがよいのでしょうか?

A

一般的には、白内障手術やレーシック手術よりも先に、眼瞼手術を行うことが推奨される場合が多いとされています。 これは、視力矯正手術の結果によってまぶたの開き方や見え方が変化することがあるほか、眼瞼手術によって眼の屈折状態が変化する可能性もあるためです。
ただし、白内障手術の術後であっても、眼瞼手術が行えないわけではありません。どちらの手術を先に行うべきかは、医師の診察のうえで、症状や治療の優先度を踏まえて判断することが重要です。

眼瞼下垂のご相談をご希望の方は、
下記日程の午後に 一般皮膚科診療へ
お越しください。
対象日:2026年1月5日、1月26日、2月9日、3月9日、3月23日(いずれも月曜午後)
※上記以外の日程は担当医が不在のため、眼瞼下垂のご相談をお受けできかねます。

ページ監修医師

略歴
  • 2013年 横浜市立大学医学部医学科 卒業
  • 2013年 横須賀共済病院 勤務
  • 2015年 藤田医科大学病院 形成外科 助手
  • 2016年 知多小嶋記念病院 外科 勤務
  • 2017年 豊川市民病院 形成外科 勤務
  • 2018年 藤田医科大学病院 形成外科 助教
  • 2020年 豊川市民病院 形成外科 副部長
  • 2022年 市立伊勢総合病院 形成外科 部長
  • 2023年 一宮西病院 形成外科 部長
  • 2023年 あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック 勤務(非常勤)
  • 2026年 あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック 勤務(常勤)
資格
  • (一社)日本専門医機構認定形成外科学専門医
※以下のページ(野田医師監修)も参考にしています:
https://www.anzu.or.jp/ichinomiyanishi/about/column/ptosis/

料金表

<眼瞼下垂>
【保険適応の場合】

術式費用
眼瞼挙筋前転法片目21,600円(両目43,200円)
余剰皮膚切除術片目18,210円(両目36,420円)

※表示金額は全て税込みです
※上記の範囲は目安となります
※診察料・処方箋料は別途発生します
※医療証をご提示いただいた場合、自己負担額は0円となります。

お支払方法

当院では、下記のお支払方法が可能です。

現金 現金でのお支払い
クレジットカード VISA/JCB/Mastercard/など
医療ローン 低金利分割払いでの
お支払い

監修医情報

医師 あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック
理事長・院長
佐々木良輔

略歴

  1. 2006年

    浜松医科大学 卒業
    徳州会病院で救急・総合診療研修

  2. 2008年~2010年

    藤田保健衛生大学皮膚科学 助教

  3. 2010年~2011年

    大同病院皮膚科 勤務

  4. 2011年~2013年

    藤田保健衛生大学皮膚科学 助教

  5. 2013年~2015年

    刈谷豊田総合病院 皮膚科 勤務

  6. 2015年~

    藤田保健衛生大学皮膚科学 客員助教
    あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック(旧:あつた皮ふ科クリニック)院長

資格・所属学会

  • (一社)日本専門医機構認定皮膚科専門医
  • 日本皮膚科学会 中部支部代議員(2016年~2023年)
  • 日本皮膚科学会 東海地方会評議員(2016年~2022年)
  • 藤田医科大学皮膚科学 客員助教