あせも(汗疹)でお悩みのかたは
当院で適切な治療をご提案いたします

あせもと言えば、湿気や汗が原因で皮膚にかゆみや発疹が現れる状態が連想されるかと思います。まずは、皮膚を清潔に保ち、抗炎症剤を用いて症状を和らげます。軽度な場合は、保湿や適切なケアで改善しますが、改善しない場合には、医療機関での処置を提案させていただきます。名古屋市であせもでお悩みの方は、一度当院にご相談ください。

あせもの原因は、汗腺が詰まり、汗が皮膚に滞留することです。特に高温多湿な環境や運動後、通気性の乏しい服や保湿剤の油分などの複数の要因が重なると起こりやすくなります。また、汗が炎症を引き起こすと赤くなることもあります（紅色汗疹）。乳幼児期の額、首回り、胸部、背中）に起きやすいです。

また汗の溜まりやすい首やひじ、膝が汗で痒くなり湿疹ができることを「あせも」だと思っていらっしゃる方も多いですが、いわゆる「汗による湿疹（あせかぶれ）」です。汗による湿疹は乾燥肌の方（軽度のアトピー性皮膚炎の方も多い）にみられる症状で、医学的にはあせも「汗疹」とは違う病気です

あせもの治療方法は、季節によって異なります。夏の場合は通気性が良かったり汗を吸い取りやすい棉素材の衣服を使用し厚着も避けます。保湿剤を使用する場合は、ローション基材で油分の少ないものを選択しましょう。クラーラーを使用せず汗をかく環境であれば保湿剤も不要かもしれません。一方で冬の「あせも」は加温・加湿・厚着が原因のことが多いです。まずは、加湿と加温を緩めるようにしましょう。また、保湿剤をクリームではなくローションに変更するなどの工夫で対処できることもあります。

症状が軽度であれば、カラミンローションという皮膚の水分を吸収するような外用薬で十分軽快します。痒みや湿疹を伴うときはステロイド外用剤で治療します。ま症状がひどくなる前に治療を始めることが、早期回復の鍵となります。