ニキビ跡の種類と治療方法|あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック|名古屋市中川区の皮ふ科・美容皮膚科

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ニキビ跡の種類と治療方法

ニキビ跡ができてしまっていつまでも治らない・・・と悩んでいませんか??




ニキビ跡の中には色んな種類があります。
そしてその中にはほんとーーに治りにくいものも・・・

そんなニキビ跡について詳しく解説
クリニックでの治療や自分でできる予防方法についてもご紹介します。


あつた皮ふ科美容皮膚科クリニックではたくさんのニキビ跡の治療方法を用意しています!
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ニキビ跡の種類


最初の頃の痛みや赤み、腫れがなくなり、白い膿なども消えたらニキビの炎症は落ち着いたと判断
できます。
しかしその後いつまでも残る跡・・・それがニキビ跡です。

色素沈着(炎症後色素沈着)


炎症のあとに残る茶色や灰色のくすみ、シミ
です。
ニキビの炎症によって起こるメラニンの過剰生成とその沈着が原因です。
比較的軽度のニキビでもできますが、基本的に3ヶ月~6ヶ月程度で消えていきます
また、炎症がある時期に紫外線を浴びると濃くなりやすいです。

赤み(炎症後紅斑)


炎症後紅斑は強い炎症のあとに残る赤みです。ニキビの炎症とは異なり痛みなどはなく、いつまでも変化のないまま残り、自然に改善することは期待できません。
炎症によって誘発された毛細血管の拡張や新生が原因です。

クレーター(萎縮性瘢痕)


クレーターは重度のニキビで起こるニキビ跡です。真皮という皮膚の深いレベルでの炎症が原因です。
深さや幅によってアイスピック型、ローリング型、ボックス型に分けられます。
よく見られますが、自然に改善することは期待できないうえ、治療にも反応しにくく治りにくいニキビ跡です。

ケロイド(肥厚性瘢痕)

強い炎症が長く続くと治癒過程で異常が起こり、肥厚性瘢痕やケロイドができてしまいます。
出来やすさは部位や体質などにも関連します。
一度できてしまうと自然に改善することは期待できません。

ニキビ跡ができる原因



長引く炎症によるダメージ

炎症が大きく広がり、長引くとニキビ跡になりやすくまた治りにくくなります。
炎症が強いと周囲の正常組織が破壊され、治癒までの時間に毛細血管が伸びたり、異常な治癒過程に進んでしまうからです。
ニキビができてしまっても最悪OK!できた後いかに小さいうちに早く治すのかが大切です!

誤ったスキンケアや自己流管理

ニキビには市販薬や民間療法などがたくさんあります。
ですがその中には効果がないばかりか、逆に悪化しそうなものも・・・
例えば、潰したほうが早く治る、と思って爪でプチッとニキビを潰したことはありませんか?
ニキビを潰したところに爪などについたバイ菌が入り込み感染を起こすリスクがあります。そうなると炎症は長引き、結果ニキビ跡のリスクは高まります!
このように不適切なケアが原因でニキビ跡になってしまうこともあります。
ご自身が行っているケアが本当に正しいかどうか、気軽に医師にご相談ください。

生活習慣(食事・睡眠)との関係

ニキビと食事の関連性はいにしえから議論されていますね・・・
近年ではグリセミック・インデックス=GI(食べてからの血糖が急激に上昇しやすいかどうかを数値にしたもの)という指標が注目されており、高GIの食事はニキビができやすい傾向にあります。
また、牛乳に含まれるホルモンの影響でニキビが悪化する可能性がありますので、取りすぎには注意です。
ニキビを悪化させる可能性がある食べ物・・・白パンや白米、スナック菓子などの高GI食、牛乳
※これらの食品を極端に避けると栄養バランスが崩れ健康を害する恐れがあります。完全に避けるのではなく、摂取しすぎない程度にとどめましょう。
睡眠不足は多くの生活習慣病と関連しますが、ニキビも例外ではありません。睡眠の質が低下するほどニキビは重症化しやすくその分ニキビ跡ができやすいと言えるでしょう。

ニキビ跡の治療おすすめ 種類別



色素沈着

  • シナール内服 メラニン色素の生成を抑えます
  • ハイドロキノン(美白剤)外用 メラニン色素の生成を抑えます
  • ピーリング&イオン導入 ピーリングにより皮膚のターンオーバーを早めメラニン色素をの排出を促します、表皮からビタミンC、トラネキサム酸を浸透させることでメラニン色素の生成も抑えます

ニキビ跡の赤み

  • ノーリス(IPL) ヘモグロビン色素に反応し新生血管を叩きます
  • VbeamⅡ(ダイレーザー) ヘモグロビン色素に反応し新生血管を叩きます

クレーター

  • フラクショナル 皮膚の表面に細かくレーザーで傷をつけ、修復を繰り返すことで平坦にします 10~15回程度繰り返します 浅めのアイスピックスカー、ボックススカーにおすすめ
  • ポテンツァ 皮膚に細かい針を刺し皮膚を盛り上げる薬液を注入します。また針の先端から熱を加えることで傷の修復を促します 8~10回程度繰り返します 浅めのアイスピックスカー、ボックススカーにおすすめ
  • キュアジェット 強力なガス噴射で皮下の癒着を切断、そこに皮膚を盛り上げる薬液を注入します 3~6回程度繰り返します 小さめのボックススカー、浅めのアイスピックスカー、小さめのローリングスカーにおすすめ
  • トライフィルプロ 針から出るガスで癒着を切断、ガス自体の創傷治癒促進作用と注入される皮膚を盛り上げる薬液で皮膚を平坦にします 3~6回程度繰り返します ローリングスカー、ボックススカーにおすすめ
  • サブシジョン 皮膚の深い層に針を挿入し癒着を針で切断、再癒着を防ぐヒアルロン酸を注入します 1~3回程度繰り返します 深いローリングスカーやボックススカーにおすすめ
  • ニキビ跡レーザー 傷と正常皮膚の段差をなだらかにレーザーで削ることでニキビ跡を目立ちにくくします 1~3回程度繰り返します ボックススカー、アイスピックスカーにおすすめ
  • TCAクロス トリクロロ酢酸という皮膚を侵食する薬液を塗布し、修復する過程で平坦にします 1~5程度繰り返します アイスピックスカー、小さいボックススカーにおすすめ
《治りにくいクレーター治療において私が考えていること・・・》
クレーターは多くの場合3つの種類・様々な大きさ深さのものが混在します。ですから1つの治療法ですべてのニキビ跡を改善させることは難しいです。目安となる回数を行ったら一度評価し、まだ気になるなら今度は違う治療に切り替えてまた目安回数を行い再評価、を繰り返すことで様々なタイプのクレーターに対応でき、結果改善に繋がると考えています。1つの治療だけを延々と続けるのではなく、違う方向からアプローチする事ができるようにあつた皮ふ科美容皮膚科クリニックでは様々な治療方法を取り揃えています。

ケロイド/肥厚性瘢痕

●エクラープラスター(ステロイド含有テープ) 皮膚の盛り上がりを抑えます 3ヶ月程度継続
●ケナコルト(ステロイド局注)注入方法:手打ち・ポテンツァ・キュアジェット 大きな盛り上がりやエクラープラスターで無効の場合行います 傷に直接注射します 1ヶ月おきに3~6回程度繰り返します
●VbeamⅡ(ダイレーザー)赤みがある場合はVビームの血管を叩く治療で目立ちにくくなります 5~20回程度繰り返します

ニキビ跡を作らないためにできること


生活習慣の見直し(食事・睡眠)

規則正しい生活と十分な睡眠はニキビの重症化を防ぎます。食事は低GI食を中心に、牛乳の過剰摂取は避けましょう。

正しい洗顔・スキンケアのポイント

洗顔はニキビ肌の方には1日2回推奨されます。ピーリング剤の入った洗顔剤、皮脂を抑えるビタミンC誘導体の化粧水はニキビ予防に有効です。メイクは避けたほうがいいですが、最低でもノンコメドジェニックテスト済のものを使用しましょう。

触らない・潰さない習慣

ニキビを触って菌を広げてしまう可能性があるためできるだけ触らないようにしましょう。髪の毛や衣服が触れることもできるだけ避けたいです。
また誤って潰したりしてしまわないように注意しましょう。

紫外線対策

炎症期に紫外線対策をすることで色素沈着のリスクを下げることができます。

ニキビができてしまったら早めに治療を開始することが最も大切です。

ニキビ跡治療のQ&A



「どのくらいで改善するの?」

治療方法にもよりますが、色素沈着は2~3ヶ月程度、ニキビ跡の赤みは6ヶ月程度、クレーター、ケロイドは6ヶ月以上かかることが多いです。ニキビ跡治療は根気が大事です

セルフケアで治るの?」

色素沈着は3~12ヶ月程度で自然に消えます。それ以外のニキビ跡はセルフケアで治すのは困難です。治したいなら何かしらの治療は必須です。

「美容医療の治療は痛い?」


色素沈着の治療は痛みを伴うものはありません。
赤み、クレーターの治療は程度の差はありますが、痛みを伴う治療となります。
ケロイドは注射やレーザーは痛みがあります。多くの痛みを伴う治療で麻酔が可能です。心配な場合は相談してみると良いでしょう。

「ダウンタイムは?」


ダウンタイムはない治療から2周間程度続く可能性のあるものがあります。
あつた皮ふ科美容皮膚科クリニックの治療二関してはホームページのそれぞれの治療紹介でご確認ください。

まとめ


ニキビ跡はニキビを治すよりも数倍難しい!できればニキビができないように、できても早めに対処して強い炎症にならないようにしましょう。ですが、できてしまったものは仕方ない!今はたくさんのニキビ跡治療があります。根気はいりますが、選択肢の幅も広がり、自分にあった治療方法が見つかるでしょう。お悩みの場合はぜひ一度あつた皮ふ科美容皮膚科クリニックにご相談ください。

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参考文献

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5.北海道科大学+professional ほくかだい辞典 
GI値とは?食品のGI値や体に与える影響をわかりやすく解説 2025.3.10
https://www.hus.ac.jp/hokukadai-jiten/detail/aeecf9d25f1338bf7599075cf24892b633f71e33-18401/#WWskojOY