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赤いほくろは老人性血管腫(ルビースポット)?原因と治療法について医師が解説!

「お腹や腕に、身に覚えのない『赤い小さな点』が増えていませんか?」

ほくろにしては赤すぎるし、ニキビとも違う。いつの間にか増えていて、「何か悪い病気だったらどうしよう」と不安を感じている方も多いはず。
その正体は実はほくろではなく「老人性血管腫(ルビースポット)」と呼ばれる血管の良性腫瘍です。放置しても健康上の問題はありませんが、自然に消えることはなく、年齢とともに増えるのが特徴です。

本記事では、この「赤いブツブツ」ができる原因や、気になる見た目を最新のレーザーできれいに消す方法について、皮膚科医がわかりやすく解説します。この記事を読めば、その不安を安心に変え、正しい解決策を見つけることができるはずです。

YouTubeでも当院院長がルビースポットについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

1.老人性血管腫(ルビースポット)ってどんなもの?

特徴

老人性血管腫は別名ルビースポットなどとも呼ばれ、からだ中どこにでもできるものです。「老人性」とついていますが、中年期以降にでき、加齢とともに増加します。

米粒よりも小さいものから5㎜大以上の大きなものまで様々ですが、鮮やかな赤色であるのが特徴であたかも《さくらんぼ》のように見えることから英語ではcherry angioma(さくらんぼ血管腫)と名付けられています。

症状

毛細血管の拡張と増殖によるもので、赤いほくろのような外観をしていますが、ほくろとは異なります。

痛みやかゆみ等はないため、気にならなければ放っておいても問題ありませんが、自然に治ることはありません。

また、引っ掻いたりこすれたりすると出血することがあります。

発症しやすい部位

主に顔、胸元、背中、腕などが好発部位ですが、からだ中どこにでもできます。

2.老人性血管腫(ルビースポット)ができる原因とは?

加齢による変化
「老人性」という名の通り、30代以降から現れ始め、年齢とともに数や大きさが増す傾向にあります。これは血管の老化に伴う毛細血管の拡張が一因と推測されます。

遺伝的体質
構造を詳細に観察した研究では、遅発性の毛細血管性血管腫であり、多くの場合、特に原因なくできるできものであると考えられていますが、一部の研究で特殊な遺伝子が関連していることが示唆されています。(1)

3.老人性血管腫(ルビースポット)の治療法

ルビースポットは良性のできもので、症状もないため放っておいても問題はありません。そのため治療の目的としては見た目の改善です。

顔や首などの見える部位にできることもあるため小さくても色が鮮やかで目立ちます。

加齢性に出てくるので、若く見られたい方は治療という選択もあるはずです。

Vbeam(血管レーザー)

2~4週間おきに、デキモノが消失するまで繰り返し照射します。

照射回数は盛りあがり方や大きさにより、小さいものであれば1~2回で消失することが多いです。

<治療後の注意点>
照射後のアフターケアはほとんどの場合で小さいものは特に必要ありません。
大きいものですと、外用と絆創膏が必要になる場合もありますので診察時にご案内する形となります。
照射のリスクとして、潰瘍形成、色素沈着などがあります。

4.料金

<Vビーム(赤ら顔・血管腫 )>

部位1回5回(1回あたり)
ルビースポット7,700円 
長径~4mm台9,900円
長径5mm~9mm台11,000円
以降5mm毎に+5,500円
1.5cm以内15,000円65,000円(13,000円)
鼻+鼻周囲19,000円80,000円(16,000円)
両頬26,400円118,800円(23,760円)
顔全体33,000円137,000円(27,400円)
顔全体+首39,000円168,200円(33,640円)

※表示金額は全て税込みです

6.老人性血管腫(ルビースポット)の当院治療症例

30代女性

治療回数:1回
治療内容:VbeamⅡ
総額:7,700円
副作用:照射時の痛み、水疱、潰瘍形成

写真の症例はとても小さかったので1回の照射で消えました。
盛りあがりの強いものや大きさがあるものは数回の照射が必要となる場合があります。

ルビースポットの治療機器VbeamⅡについて知りたい方はこちら

7.まとめ〜気になったらお気軽にご相談を〜

赤いほくろは、老人性血管腫(ルビースポット)という血管腫の一種です。毛細血管が増殖したものであり、良性の腫瘍であるため、放置しておいても特に問題はありません。しかし見た目が気になる場合は、病院で適切に治療してもらうことを推奨します。

血管腫のお悩みはぜひあつた皮ふ科クリニックで気軽にご相談ください。

カウンセリングはこちら

執筆・監修者紹介

執筆者 鷲見侑里子

【執筆】

医師 鷲見 侑里子
藤田医科大学医学部卒業
美容皮膚科医として10年以上の経験。
最新の知見に基づき、美容医療をわかりやすく解説します。

監修者 佐々木良輔

【監修】

院長 佐々木 良輔
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
あつた皮ふ科・美容皮膚科クリニック理事長。
専門的な視点から内容を監修しています。

参考文献

(1)Qadeer HA, Singal A, Patel BC. Cherry Hemangioma. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2025 Jan–. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK563207/. Accessed 2026 Jan 1.NCBI