外用薬、光線療法、内服薬、外科的療法、その他(カモフラージュメイク療法)があります。
ステロイドや活性型ビタミンD3、タクロリムスなどを含む外用療法は、もっとも汎用されている治療方法です。
光線療法とはナローバンドUVB照射療法、エキシマレーザー/ライト照射療法などが含まれており、有効性が有望視されています。これらの治療によって白斑の色素再生が可能になることが報告されており推奨されています。
当院では、有効率を高めるために外用とエキシマライトを併用して行うことが多いです。
また、白斑を目立たなくするカモフラージュメイク療法も有効な手段です。
急速に拡大する場合は、ステロイド内服を行うこともあります。近年では、アトピー性皮膚炎の治療薬であるJAK阻害剤(保険適応外)が尋常性白斑に効果があるという報告もなされています。
尋常性白斑の治療については、今後も進歩することが強く望まれています。