外用薬:
ウイルスや細菌が原因ではないため、抗生剤や水虫薬では効果がありません。炎症を抑えるための対症療法が主になります。 治療は、重症度に合わせて変わってきますが、初期の治療としては、炎症を抑えるためにステロイド軟膏、ビタミンD3軟膏を使います。ただし、外用薬だけではコントロールできないケースも多いようです。
内服薬・光線療法:
外用剤のみで治療効果に乏しい場合、さらに強力な治療として飲み薬や光線療法を検討します。ビタミンAに似た物質である「エトレチナート」には、強い副作用がありますが、効果的です。中長波紫外線療法(ナローバンドUVB、「エキシマライト」)も効果的であることが知られています。
生物学的製剤:
これら治療により改善がみられないときは、生物学的製剤(トレムフィア、スキリージ、ルミセフ)による治療が行われることがあります。
掌蹠膿疱症性骨関節症:
掌蹠膿疱症性骨関節炎が起きた場合は、連携するリウマチ科医などへご紹介とし、病診連携あるいは診診連携により、免疫抑制剤、生物学的製剤導入も検討することになります。
掌蹠膿疱症に関わるご相談(コンサルティング):
当院には当該疾患の病態研究、治療開発、臨床治験に長年にわたり、数多く携わってきた常勤医師が勤務しています。現在の診断・治療で充分な結果が得られず難渋している方で、治療オプションなどを相談されたい方(セカンドオピニオンを含む)については、皮膚科診療外でのコンサルティングを行うことが可能ですので、ご相談ください。
あつた皮ふ科のセカンドオピニオン・医療相談
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完全予約制 要相談
平日 午前11:30~ 15分 11000円(相談料)
診断・今後の治療をまずはご相談していただきたいと思います。 お電話(052-228-8820)でご予約をお取りください。
文責:あつた皮ふ科クリニック院長補佐 村上正基
(日本専門医機構認定皮膚科専門医、領域横断疾患研究機構・理事)