わき、お尻のニキビ(慢性膿皮症)

慢性膿皮症

診察風景

慢性膿皮症は黄色ブドウ球菌と化膿性連鎖球菌が皮膚に侵入し、細菌感染症になる病気で、おしりや、わき、頭、首などに発生します。赤く腫れあがるおできとは異なり、ゆっくりと細菌感染を繰り返し、膿などを出す皮膚疾患です。 見た目は赤くブツブツで、硬い皮膚を形成したり、内部にクモの巣状に膿溜まりを作ることがあります。 慢性膿皮症は、長期において放置すると、皮膚がんの発生しやすい環境になりますので、早めに診察を受けましょう。

慢性膿皮症の原因は?

慢性膿皮症の原因は、完全には解明されていません。遺伝的な発症や、毛穴が閉塞し、細菌感染を起こすことが原因と考えられています。 原因菌は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌、大腸菌などが多く、感染が拡まった場合には皮膚の下に膿の塊を作ってしまうこともあります。

膿皮症の治療

慢性膿皮症の治療は、軟膏や内服薬で治療する方法と、手術で感染箇所を取り除く方法と別れます。

① 保存的治療

錠剤イメージ

膿皮症が早期の軽症な状況であれば、抗菌薬の内服薬や、軟膏を使用して治療し改善していきます。

② 手術治療

感染箇所の皮膚を手術で取り除きます。範囲が広い場合、皮膚移植を行うケースもあります。長く放置していると、皮下にトンネルを作り広がっているケースがあり、取り残すと再発する場合がありますので、しっかり除去する必要があります。範囲が広がってしまうほど、治療が困難になってしまいますので、気になる症状があればお早めにご相談下さい。

② ロアキュタン内服(保険適応外)

ビタミンA類似薬のロアキュタンは、皮脂の分泌を抑え、抗炎症効果もあり、集簇性ざ瘡と呼ばれる重症ニキビにも効果があります。 海外では、集簇性ざ瘡の治療薬としてメジャーな存在です。

1日1回内服 (税抜き)
10㎎ 1ヶ月分 24,000円
20㎎ 1ヶ月分 30,000円

■内服の注意点、副作用
ロアキュタンの成分「イソトレチノイン」には催奇性(服用中に妊娠すると胎児に影響がある)があります。内服中および女性は中止後2年間、男性も中止後6ヶ月は避妊をしてください。 その他副作用として、皮膚粘膜の荒れ、肝障害、過骨症、頭蓋内圧亢進があります。 処方前には採血も必要です。

③ ヒユミラ(自己注射)(保険あり)

・過剰な免疫作用を抑えます。
・1~2で十分な効果が出ない場合に検討します。
・導入時には総合病院との連携が必要となります。

お気軽にお問い合わせください

正しい情報と確かな治療で、患者様の健やかなお肌を守るお手伝いができれば幸いです。
少しでも気になるところがあれば、ぜひ当院までご相談ください。